「こんくらい」が、好きだ [こころのなかの、こんくらい]
どうもぼくは中庸を好むくせがあるようだ。
そのくせ(しゃれているわけではありません)、
中庸がなかなかわからない。
だから楽しいのだけど。
「最高級品」と聞くと、さっと身を引くぼく。
かといって「最低品」が好きではもちろん、ない。
「一般的に」
と聞くと、なにが一般なのだ、とむっとすることもあるぼく。
てことは、一般は、中庸ではないのかな。
でも、漠然とではあっても、
自分の中に
「こんくらい」
という線引きがある気がしてならない。
なんなんだろう。
「腑に落ちる」ライン。
それを毎日、探しているような気がする。
唐突だが、
カメラでは、これが好きだった。
NIKON AF600
一眼レフをいじった時代もあったが、
このカメラは、
「あ、この風景、撮りたいな」
と思ってシャッターを押すと、
まさにそういう風景を切り取ってくれた。
当時としては値段も安く、小さく、軽く、
まさに「こんくらい」だった。
自動車は、これにとどめをさします。
シトロエン 2CV
エアコンも、パワーステアリングも、なにもない。
でも、走るための必要最低限のものは付いている。
イタリアに住んでいた時に乗っていたが、
ほんとうに楽しい車だった。
そういえば、ぼくが好きな車たちは、
みんな大衆車だなぁ。
オースティン(モーリス)ミニ。
フォルクス・ワーゲン・ビートル。
フィアット500。
(これらの写真は、WIKIPEDHIAから掲載させていただきました)
みな、各国の「こんくらい」だったなぁ。
日本の「こんくらい」は・・・。
ぼくにとっての自転車の「こんくらい」は、
これは決まっています。
たぶん、これからも変わらないんじゃないかと思います。
クロモリ・フレームのバイクですね。
愛馬PINARELLO
そばも、こんなふうに感じながら打っています。
「こんくらい」シリーズ、
またなにか気がついたら、書きます。
2010-07-22 14:50