今日のユニバーサルデザイン [デザイン]
ツール・ド・築地のルートには、合羽橋が入っている。
合羽橋というと定番ものばかりのように思うかもしれないが、
最近の合羽橋は、代替わりしたお店などもあるとみえ、
現代的でハイセンスな商品を置く店も増えてきた。
食器などは、時折新製品が入っていたりするので、
定期的に通ってはチェックしている。
ある日、ふと目に留まったのが、これ。
最初はなんだかよく分らなかったが、
説明書きを読んで、ペッパー・ミル(胡椒碾きですね)とわかった。
筐体(ボディですね)は樹脂でできている。
ペッパー・ミルといったら、なんてったって、これだ。
PEUGEOT(プジョ−)。
話しはちょっと逸れるが、
なぜPEUGEOTが胡椒碾きを?
自動車好きの人は、自動車の会社でしょ? というだろう。
刑事コロンボさんが乗っていた自動車もPEUGEOTだった。
(http://www.carlex.ch/de/news/peugeotversteigertklassikerより)
自転車のほうが古い。
1882年製(http://scooterland.nl/historie-peugeot.htmlより)
そこまで遡らなくとも、
プジョーの自転車は、ツール・ド・フランス総合優勝者の使用機材として
何回も名を連ねている。
(http://velospace.org/node/4732より)
元々PEUGEOT社は
「冷間製鉄から始まり歯車や骨組の製造を生業とする会社」
その技術を使って胡椒碾きも作っていたそうです(WIKIPEDIAより)。
話しは戻ります。
新しいデザインのペッパーミルを買ってきた当初は、
家族にもあまり評判が良くなかった。
プラスティックなところも、マイナス。
「いかにも料理をしている」感にも乏しい。
ところが、使ってみると、これがじつに使い易い。
ワンクリック(?)で、しっかりと碾ける。
粗碾き度の調節も簡単。
でも、一番のメリットは、
「片手で使える」
それが最大のメリットだ。
今回、女将の左半身に失行が認められ、
左手の握力が落ち、しかも健常時のようには動かない。
でも役立つんです、これが。
ほら。
動きにくい左手でも!
右手だと片手でできます。
料理好きの女将には、必要不可欠の調理器具となりました。
半身に衰えがある方のみならず、
だれにでもお勧めできる、すばらしい商品だと思います。
2010-08-06 11:52