号外 女将の体調の、その後 [黒森庵]
昨日は月に一度の、女将の外来検診。
このところの調子が良いため、MRIは今回カットです。
採血をして、主治医の先生に診ていただく。
結果、問題なし。
よって、5日間の自宅治療を開始することに。
この自宅治療というのは、ようするに、
自宅で、決められた薬を、決められた日数、決められた量を飲む、
ということだけなのだが、
副作用が出る薬なので、本人、周囲ともに注意をしていなければならない。
その副作用とは、人によって様々なようだが、
もっとも顕著に出るのは、吐き気、
そしてそれにともなう、食欲不振だ。
ところが、こと女将に関してはそれがまったく、ない。
元々が、食いしん坊と自認するだけある。
主治医との問診のときにも、こういった。
「先生、人にはなにか取り柄というのは一つあるようで、食欲が落ちないんです」
と、笑いながら話す女将。
それに答えて、主治医は、カルテを見ながら、
「取り柄? あなたの場合、ありまくりですよ」
と大きな声で笑いながらおっしゃった。
食欲のみならず、実際のデータでも、悪いものがないという。
これだけずっと良好な状態が続いているのを、
我が事のように喜んでくださる。
となりの診察室から、女将の声を聞いて、
手術で執刀してくださったもう一人の主治医の先生も、
笑顔で顔を出してくださる。
この病院は、なんてあたたかいんだ。
ほっ。
これで、あすから5日間の「自宅治療」を開始できる。
ただ、この間は治療に専念するので、たぶん、パンは焼けない。
ま、それはがまんしてもらおう。
ぼくも5日間、朝は一緒に起きて、
彼女が寝過ごすことがないようにするので、
峠、坂攻めは、がまんだな。
昨日、今日の、女将のパンのあさめし。
(病院のスタッフの方々にお礼にと焼いたパンの、自家消費分、です)
カフェ・ラッテと、女将のパン(レーズンとカシューナッツ入り)。
「和」 カフェ・ラッテは塗椀です。
「洋」
まったく同じものを食べ、飲んだけど、
和でいただくときは、なぜか背筋がすっと伸びた。
洋でいただいたときは、リラックスした。
なぜなのか、その理由をいま、考えているところです。
2010-08-18 10:03