雑巾がけの威力と、その「正しい」方法、昨日・今日は線量高めなど。 [放射線量計測値]
日本の原発がこんな形で大事故をおこし、
200km離れた東京で毎日々々、
ガイガーカウンタなんてものを手に持って、
計測する人生を送るなんて。
でも、起きてしまったのだから、
それなりにディフェンスしなきゃ。
外の空気は東京電力の責任で
一刻も早くきれいにしてもらわなければならないが、
室内の空気は、
ある程度頑張れば、線量を下げることができる。
それは、雑巾がけ!
病院とか、大きなビルというのはたいてい線量が低い。
0.08~0.09μSv/h。
毎日女将の病院で計測してるから間違いない。
ほらね。
家でも雑巾がけをしっかりやると、0.09あたりまで下がるが、
それを維持するのはなかなか難しい。
ちょっと気を抜くとすぐに0.1μSv/h台になってしまう。
ちょうど、我が家の数値が平均0.10μSv/h、
瞬間的には0.12μSv/hくらいを示すようになったので、
雑巾がけ大作戦。
GO!
しかし。
じつは大失敗をしたので、
皆さんにぜひ、同じ失敗をくり返さないように、
恥を忍び、その顛末を書こう。
いままでぼくは、毎回、
床に這いつくばってセッセセッセと雑巾をかけていた。
しかしよく考えてみると、
我が家にはクイックルワイパーという便利なグッズがある。
屈まなくてもよいし、
なにしろウエットテッシューのようなものは使い捨てだから、
雑巾のように濯がなくても良い。
いいね、いいね。
実際にやってみる。
あらまぁ、便利。
あっという間に雑巾がけ終了。
ついでだ、ワックスもかけてやれ。
たいした苦労もなく、床はペッカペカになった。
さ、計測、計測。
あれ。
下がらない。
0.10μSv/h、そのままじゃないか。
ここまでが、昨日の話し。
今朝、計測してみるが、
まったく変化なし。
とてもくやしかったので、
再度、雑巾がけ。
今度は、雑巾で、這いつくばって、
「正統な方法」で、ね。
床に近い目線で、はじめて分った。
クイックルワイパーだと、立った目線なので、
水分で床は一瞬ピカピカになり、
「きれいになった」
と錯覚をしていたのだ。
床にほど近い目線で見ると、
ぜんぜんきれいになっていなかった。
ワックスもかけたのに、それでも乾くと埃が浮いていた。
部屋の端などはきちんと拭けていなかったし、
猛烈に、反省。
(クイックルワイパーが悪いのではありません。悪いのはぼくの使い方です)
再度、床全体を、
ちょっとずつ、しっかりと、
しょっちゅう濯いで、
ふぅ、終了。
さ、計測。
きた〜!
というわけで。
1)最初は、手ボウキでほこりが立たないように、大きなゴミを取り除き
(掃除機は埃が舞ってしまうので、使わない)
2)雑巾を二枚用意し
3)一枚は水で濡らし、適度に絞り、床をゴシゴシ
4)汚れたら、すぐに濯ぐ(これすごく大事)
5)乾いた雑巾で乾拭き
ひたすら、これをくりかえします。
でも、威力は抜群です。
室内の放射線量は、
なにもしないと日に日に高くなってゆきます。
それは、常にそれだけの放射線を浴び続けることを意味します。
家の中に「避難」しても、それでは意味がありませんね。
だから、ぜひ、
雑巾がけをお勧めします。
お金がほとんどかからないで、
良い空間になりますよ。
ところで、昨日から今日にかけての放射線量はちょっと気になります。
昨日は瞬間的には0.17μSv/hというのがありましたし、
最低0.13μSv/h〜最高0.16μSv/hあたりをうろちょろする時間帯もありました。
風向きなんだと思いますが、これだけ高めで推移することは
最近ありませんでした。
今日は昨日ほど高くはありませんが、
それでも平均は0.13μSv/hです。
今日も病院へ行ってきましたが、
途中の自動車車内、0.13μSv/h
病院前、0.13μSv/h
帰宅し、自宅玄関前、0.13μSv/h
通常ですと、玄関前は0.10μSv/h〜0.12μSv/hくらいで、
それ以上になることはほとんどありません。
車内で0.10μSv/h以上になることもほとんどありません。
杏林大学病院周辺でも、いつも0.10~0.12μSv/hくらいでした。
4号機から煙が上がったとか、
それは霧だったとか、
正確な情報はありませんが、
なにか、あったのかなぁ。
ああ、こんなことで一喜一憂して生きるなんて、なぁ。
2011-06-15 18:21
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