8月2日の、ツール・ド・素人・空間線量計測値。 [放射線量計測値]
今朝起きたら、食卓の上のガイガーカウンターの数値が、
チラッと0.12μSv/hを示すのが見えた。
室内で0.12μSv/hというのは、
ぼくにとって精神衛生上、好ましくない数値だ。
結局0.10〜0.11μSv/hに落ちついてくれたけど(計測器は、TERRA MKS-05)、
0.09μSv/h以下だと、なんだかほっとする気分になれるのだなぁ(個人的に)。
室内で0.12μSv/hが計測される時って、
なぜか屋外の数値が高い(気がする)。
おし、測ってみよっと。
やっぱり! 0.14μSv/hだ。
あれ、0.15μSv/h・・・
0.16μSv/hまで上昇した。
ぼくはだいたい定点計測する時は、10分以上、
計測器とにらめっこをしている。
ぼくの計器は放射能を感知した時は
「ピッ」
と鳴るから、
おおよそ一分間でどのくらい拾っているかが想像できるようになった。
あきらかにセンサーが敏感に反応している。
いずれにしても、この数値、なんだろう。
風向き?
風向きにしても、どんな核種なのだろう。
あ、もう女将のいる杏林大学病院へ行かねば。
今日も雨が降るかもしれない予想だから、電車とバスだ。
永福町駅キッチンコート前0.12μSv/h(こういう時は測定時間2〜3分くらいのときも)。
写真にはないが、電車内というのは概ね、たいてい数値が低い。
今日も0.08~0.09μSv/hあたりで推移していた。
吉祥寺の丸井前、これも写真はないが0.09μSv/h。
吉祥寺は、いつもこのくらいの数値、低い。
うらやましい。
杏林大学病院バス停前、0.12μSv/h、ん〜、やっぱりちょっと高めかな。
ここら辺は、いつもは0.09~0.10μSv/hなんだけど。
女将の病室、0.11μSv/h、これは明らかに高い。
病室はもとより、病院内というのはおしなべて数値が低く、
0.07〜0.09μSv/hというのがいつもの数値だから、
今日はなんだか分からないが、
広範囲に、いつもより高い数値のようだ。
女将の食事の世話をし、あんなことやこんなことをこなし、
らゔらゔな時間を過ごしていると、長女到着。
今日はバトンタッチをして、一時帰宅することに。
帰路も計測、計測。
吉祥寺北口ロータリー、0.06μSv/h!
ぼくのTERRAという器機で初めて出た、最も低い数値だ。
やっぱり風向きかなぁ。
しっかし、低いなぁ。
せっかくだから、深呼吸いっぱいしとこう。
うらやましいぞ、吉祥寺。
永福町駅前交差点、0.07μSv/h!
うらやましくなんかないぞ、吉祥寺。
自宅玄関前、0.09μSv/h。
ん〜、やっぱりちょっとうらやましい。
いやいや、こんなことで一喜一憂していてはいけないんだ。
元はと言えば、原発が事故を起こさなければ、
なにも高価なガイガーカウンターを買うことも、
日々、朝起きて空気線量を計測する必要もなかった。
不満を言い出したらきりがないけど、
地上18mの高さでの計測値を示されて「安全です」と言われたり、
年間20mSvを子どもたちに押し付けたりしなければ、
ぼくはもう少し、公の情報を信じられたかもしれない。
でも、5ヶ月になろうとしている今も、こういう状況だ。
「どうなる放射能汚染物の処理【4】“原発並み”の放射能抱える東京の下水道施設」
というより、これからじわりじわりと、
こういう問題が表面化して、
最終的には日本列島全体が汚染されるという状況になるのではないかと想像する。
今年の「収穫の秋」は、どうなるのだろう。
今シーズンの国内産の蕎麦は、どうなるのだろう。
児玉龍彦さんのような方の意見を国が受け入れていたならば、
また、小出裕章さんの意見を、国が受け入れていたならば、
事態は大きく変わっていたのではないかと想像している。
どうしてこういうことになったのか、
誰の責任なのか、
そういうことは今後、徹底的に追及されるべきことで、
けっして諦めたりしてはいけないことだけど、
同時に、出来る限りの自衛策を講じなければ、
自分たちの命を守り抜けないとも思っている。
だから、簡易計測器ではあるかもしれないが、
測定方法と、
日々測定し続けることによって、
なにかが見える、なにかが分るかもしれないと思い、
こうして続けている。
あきらめないで、
がんばれば、
なにか、きっと、見えてくる。
2011-08-02 23:51
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