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Mr. Gamma A-2700 と、しずかちゃんの関係。 [放射線量計測値]


Mr. Gamma A-2700 シンチレーション・サーベイメーターなるものを購入した。


Mr.Gammajpg.jpg


詳しいことは・・・、


どうかぼくに訊かないで。



ただ一つだけいえるのは、

この機器は、放射能の低線量地域において、

簡易タイプのガイガーカウンターよりも正確な数値を出すということだ。



今まではなかなか生産が追いつかなかったり、

放射能計測器そのものが、

全世界的に供給が追いつかなかったりしていたようなので、

とくに被災地の方々優先にと思い遠慮していたが、

最近はそろそろ需要と供給のバランスが取れ出しているようなので、

ほんとかどうかわからないが、

調べてみなきゃ、なんともいえないし、

購入してみた。



3.11以後、福島の東京電力原子力発電所が爆発し、

メルトダウンだか、メルトスルーだか、して、

気の遠くなるほどの放射性物質がまき散らされて、

5ヶ月と1週間以上が経った。



しかし、一向に終息という言葉は聞かない。



そして一方では、毎日のように

ホット・スポット

汚染牛

「汚染なんとかかんとか」

などというニュースが飛び込んでくる。



ぼくは女将の言葉はすべて受け入れるが、

お上は、やだ。



「安全です」

「安心です」

「基準値以下です」

「直ちに健康に影響があるとはいえない」

「年間20mSvはだいじょうぶです」


と、お上は言うが、

それではこちらをお聞きいただくか、

こちらをお読みいただくことをお勧めします。


題は、

「8月18日 福島の子どもの甲状腺の内部被曝、厳密に測定すれば恐らく100% 小出裕章(MBS)」



ぼくは3月12日の福島第一原発の最初の爆発以後、

自宅、黒森庵店舗は完全に閉め切り、

すべての換気扇を廻さず、

できるだけ外出をせず、

どうしても外出をしなければならないときはマスクを着用し、

最小限の被ばくで済むような生活をしてきた。

(注:今は状況がちがいます。時折換気を心がけることは必要だと思っています)



当時中学生だった子どもも、

卒業式以外は、できるだけ欠席をさせた。



だからたぶん、我が家の家族はかなり被ばくは少なかったと思う。


しかし、だ。


ぼくが知る限りでは、

首都圏で、

「自宅から出ないように」

「どうしても外出するときはマスクを付けるように」

などと、お上がアナウンスしただろうか?

福島ではどうだったのだろうか?



この一点だけでも、

ぼくは自分たちのことは自分たちで守る以外にないと思った。

実際、福島原発から30kmの避難区域以外にも続々とホットスポットが見つかりだし、

東京の金町浄水場も影響を受けたことは、

多くの方の記憶にも残っているだろう。



放射能計測器は、たしかに高価だ。

しかし、今の時点でも原発事故が終息せず、

いつ何時、また事故が起きないとも限らない状況で、

与えられた情報を頼りに生きてゆくのは、

あまりにもリスクが大きすぎると感じた。



今回購入した「Mr.Gamma」という測定器は、

なんと、141,750円!


これは、でも、定価で買えました。

プレミアム商品ではありません。



これまでずっと使っている「TERRA MKS-05」という機器も、

ネットで購入し、それは70,000円くらいしたと記憶している。


TERRAでも充分かと思ったが、

原発事故が終息しないまま長期化したとしたら、

つまり、放射能が垂れ流しになるとしたら、

どんなことがあっても、

自分たちの住む環境がどういう状況であるか、

できるだけ確かに、

自分で知る必要があると思った。


セシウムの半減期を考えると30年という長期にわたる。

その放射能と、ぼくはたぶん一生付き合わなければならない。



百〜数百万円の自動車を買って、税金、保険をかけて、

数年で乗り換える時代だ。


14万円でも、30年使えば(そんなには使えないだろうが)、

そして安全を買えるのであれば、

安い買い物だと思う。



とくに、子どもたち、若い女性たちにとって、

これはたいへんな問題なのだ。



今は、ネット環境がある。

だから、ぼくが計測した数値情報は、

ブログやツイッターでアップすれば多くの人々が閲覧できる。


そう思って、自分たち家族のため、

親戚、友人知人のため、

そして興味のある方々と共有できればと思い、

えいや、と購入した。



前置きが長くなってしまったが、

これは買って、本当によかったと思っている。



ぼくの手元に届いたのは一昨日。

だからまだ、分らないことだらけだけど、

これから、いろいろと、

Mr. Gammaのこと、計測値のことなどを書いてゆこうと思う。



本来ならば、このようなものは、

買わないで済むにこしたことはない。


しかも、国が推進してきた原発が起こした事故なのだから、

こうした出費は国、東京電力に請求したいくらいだ。


でも、そんなことを言っていたら、

ほんとうに手遅れになる。


この先、原発事故由来で健康を崩して死んでゆく子どもたちがいるかもしれない。

なんらかの情報を発信できたらと思った。



「おまえなぁ、東京だぜ、ここ」


という声が聞こえてきそうだが、

ぼくはそれでも、そう簡単に手綱を緩めない。


ぼくの父は、石橋をたたいても渡らないくらい慎重だったから、

その血を受け継いでいるのかもしれない。


いずれにしても、これからしばらくは

Mr.Gammaと、TERRA MKS-05の数値を両方アップしてゆこうと思います。


あ、ちなみに、

TERRA MKS-05は、「ちゅん太」といいます。

放射性物質をカウントするときの音が「ちゅん、ちゅん」という音に聞こえるから。


あと、miniTRACE βという機器もありまして、

こちらは「ぴー子」です。

カウントするときの音が、「ぴっ、ぴっ」と・・・。


Mr.Gammaはですね、Mr.なんだけど、

カウント音が静かだから「しずかちゃん」・・・、と・・。



・・・・、べたですが、よろしくお願いいたします。



本日の測定結果。


8月20日室内.jpg
自宅室内。


8月20日玄関前.jpg
自宅玄関前地表1m。


8月20日の、最高値.jpg
本日の最高値(井の頭線永福町駅前)。


8月20日の最低値.jpg
本日の最低値(吉祥寺無印良品前)。


女将の病室.jpg
女将の病室。


大きさのちがい.jpg
TERRA MKS-05の、大きさ。


大きさの違い2.jpg
しずかちゃんの、大きさ。


最後に、今日Twitterに投稿したインプレッションを。

【計測器インプレッション】Mr.Gammaシンチレーション・サーベイメーターが出す数値は、ほぼ常にTERRA MKS-05が出す数値より低い。場合によっては0.12μSv/hにたいして、0.059μSv/hというように、1/2という場合もある。おどろき。

【計測器インプレッション 2】ただし、Mr.Gammaの数値が上がってくると、徐々にTERRA MKS-05と近くなってくる傾向が。それでも東京のような「低線量地域(?)」では、やはりガイガー管の機種は高めに出るかなぁ、という印象。

【計測器インプレッション 3】ガイガーカウンターの中にはかなり高い数値を示す機器もあるようなので、それらの数値をすべて同じ土俵で比較するのは難しいかなぁ、という印象。

【計測器インプレッション 4】「低線量地域」においては、同じガイガーカウンター同士だからといって、μSv/hがそのまま共通言語にはならないのかなぁ、というのが、今回一番感じたこと。あくまでその機器で毎日測って「あ、今日は高め」「今日は低め」くらいに捉えるのがいいのかな、と。

【計測器インプレッション 5】でも、TERRA MKS-05という機種は、癖さえ分っていれば、充分使用できると思った。なにしろ小さいし、携帯電話のようなデデザインなので、どこで測っていても「あやしまれない」ですむ。Mr.Gammaは、目立つ。

【計測器インプレッション 6】Mr.Gammaは、やはり数値への信頼感だろう。小数点以下3桁というのも、気持ち的にうれしい。

【計測器インプレッション 7】しばらくは Mr.Gamma と、TERRA MKS-05の計測値を同時にお知らせしようと思います。以上、連続ツイートで失礼いたしました。


明日からの計測も、がんばります。



ところで女将ですが、

今日のところは低空飛行ながらも、肺炎は落ちつきつつあり、

それなりに安定というところでした。

ただ、体力は落ちているようで、

毎日心配です。



今日は、らゔ手が撮れなかった、ざんねん。


明日また、計測に、

いやちがった、

見舞に行くからね。




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