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勇気さんから、始まった。



昨日は、9月11日。


大震災から6ヶ月。



ひとつの節目というのだろうか。



宮城県東松島の避難所の方々とのご縁をいただいた、

山形の「勇気さん」こと結城さんが、

ちょうど東京に出てこられるというので、

彼女を囲んで食事をしようということになった。



場所は?


もちろん、あそこだ。



結城さんとぼくは大学での同級生。

彼女の住まいは山形だが、

ご従兄が宮城に住んでおられ、そして被災した。


地震直後から結城さんたちは被災地に何度も入り、

援助物資を運んでは状況をぼくらにレポートしてくれていた。



そのレポートのいくつかはこのブログでも紹介させていただいたが(これなど)、

それを読んでいて、

ぼくはいてもたってもいられなくなり、

彼女のご従兄がおられた避難所へ数回、

物資を持って行った(女将も行きました)。



そして被災地の現状、避難所の状況などを

伊東史子さん(元倉俣史朗さんの秘書)、そして

銀座リアナの横山さんにお話しをしたところ、

炊き出しならぬ「茹で出し」のアイディアが生まれた。

(ブログ、これとか、これとか、これとか、これです)



そういったご縁がご縁を生み、

リアナグループは避難所が閉鎖になった今も、

今度は仮設住宅への「茹で出し」を続けている。



被災されたかたがたは、

避難所の生活から仮設住宅に移り、

その日からプライバシーは確保されたかもしれないが、

同時にその日からすべての食事は自炊もしくは外食。


しかし自炊・外食をするにも自動車がない、

バスも電車も自転車もない、

手にあるのは限られた現金のみ。

きっとどこの仮設住宅もそのような状況だと思う。



あれだけの震災。



なにからなにまで失った方々の、

仮設住宅での日々の生活は、

われわれには想像できない大変さがある。



そういった現地のレポートをメールで逐一送ってきてくれていた、

その結城さんが、

山形から東京に出張で来るという。



それなら懇親会でしょう。


それなら場所はもちろん、リアナだ。



GO!


地下鉄内、低っ! 0.033.jpg
地下鉄、低っ! 0.033μSv/h!(バックは結城さん、ちかちゃん、ぼくの長女など)


やはり地下は完全に「核シェルター」だなぁ。



地上の銀座は?


銀座 0.09 0.099 .jpg
0.09 0.099

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0.09 0.107

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0.09 0.116

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0.09 0.119


あ、リアナだ。


リアナ前 0.10 0.111.jpg
0.10 0.111

もう一回。

リアナ前 0.10 0.102.jpg
0.10 0.102

あ、ちょっと下がった。


もう一回・・、


「お父さん、先行っちゃうからね」



置いてっちゃうからね.jpg
ああ、待ってくれ。


ん〜、なにか最近の東京って、

「ふわっ」

と数値が高くなる気がするんだよなぁ。



さ、みんな集まったからね、


乾杯!.jpg
乾杯!


スタート!


三種盛り.jpg
三種盛り(左からトリッパ、ポルチーニのパテみたいなの、秋刀魚のカルパッチョ)


キャベツのソテー.jpg
キャベツと、ズッキーニと、大しめじのグリル アンチョビソース和え


ワカサギのフリット.jpg
ワカサギ(北海道)のフリット


PIZZA マルゲリータ.jpg
PIZZAマルゲリータ


ラーユ イタリアーノ.jpg
ラー油・イタリアーノ、これがまた、おいしいんだな。


プチトマトとツナのパスタ.jpg
真鯛とプチトマトのパスタ、シチリアのピスタチオ・ソース和え



ビールから白ワインに移り、

白ワインは二種類開けていただき、

ああ、おいしい、

ぱくぱく、もりもり、


あ、赤ワインだ。

てゆーことは。


ビーフステーキ.jpg
ビーフステーキ ゴルゴンゾーラソース和え


ああ、またなんとも、これが、じつにその。



ごめん、ワイン入っちゃったので、

ちょっと話し、脱線する。


じつは今日、昼のことだけど、

ぼくがイタリア生活をしていたときにご縁をいただいた鹿島さん母子が、

女将の卒業を祝いにきてくださった。


鹿島さんは、宮川秀之さんと親友。

宮川さんは、ジォルジェット・ジウジアーロという世界的なカーデザイナーとともに、

「イタル・デザイン」

という会社を作った方だ。

ぼくがイタル・デザインで仕事ができたのも宮川さんのおかげです。



宮川さんは実業家だが、

現在はフィレンツェ郊外のブリケッラに農園を持ち、

そこで有機栽培ワイン、オリーヴオイルの生産・販売もしている。



その彼が作った赤ワインを、

鹿島さんがおみやげで持ってきてくださった。



ぼくひとりで飲むのはなんとももったいないと思い、

今日のこの場に無理矢理「持ち込ませて」いただいた。



HIDE ROSSO.jpg
" HIDE 2007 "

これが、たいへん素晴らしいワインだった。

(と、感じました。ぼくはワインはほとんどなにも勉強をしていないので)


横山さんも、リアナのスタッフの方も試飲され、大変喜んでおられた。



今日のぼく、食欲中枢が壊れている。


まだまだ食べたい。



横山さんにお願いすると、


ペペロンチーノ.jpg
アッリョ・エ・オッリョ


モルタデッラのステーキ.jpg
モルタデッラのステーキ


あああぁ、なんておいしいんだってば。



最後のドルチェは、

ドルチェ.jpg
栗のクレーム・ブリュレ。



さすがにお腹がいっぱいになった。


なにからなにまでおいしく、楽しかった。



食事中に、

横山さん(リアナグループ専務・シェフ)からお聞きした話しが感動的だった。


現在リアナグループは8店舗あるが、

そのどの店長も、スタッフも、

そして驚いたことにお客さままでが、

次の「茹で出し」の参加を希望しておられるという。

ウェイティング・リストがあるのだそうだ。


だからまだまだ、リアナグループの茹で出しは続く。



横山さん、すばらしい、

たいへん心強い話しです。



ぼくも次回の茹で出しにはぜひ参加したいと思っている。


女将といっしょに、ね。



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