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一夜かぎりの、Jazz Liveに酔いしれて。



そば仲間の「秦野 くりはら」さんがツイッターで、


「永福町のライヴを観に行きます」


とつぶやいていたので調べてみたら、


ウォン・ウィン・ツァン ジャズトリオ 「W I M」だった。





じつはぼくとウォンさんとは、20年以上前からのお付き合い。


もっというと、


ぼくが「蕎麦打出張業」を始めたときの、


最初のお客さまがウォンさんだった(加齢中につき、たしか)。




その彼が、なんと永福町で、しかもJazz Trioだという。




ぼくは彼の現在の音楽は知っていても、


彼の昔の「ルーツ」ともいえるJazzは聞いたことがなかった。


当時はまだご縁がなかったのだ。





GO!


sonorium.jpg
sonoriumという会場は、うちから歩いて5分ほど。



幸い最前列が空いていたので、


くりはら夫妻と陣取る。



ピアノとドラムス.jpg
わくわく。



演奏が始まった。



トリオ.jpg


最初は静かな曲から始まり、


バラードでは随所に「ウォン節」ともいえるような、


ころころと、こころをくすぐられているようなフレーズに酔いしれる。


ああ、ウォンさんだなぁ、どんな音楽やっても。



しだいに演奏に熱がこもり出し、


アップテンポのビート、


しばし久々のLiveにこころもからだも委ね、






とつぜん・・・・・




からだが揺れ出した。




Jazzのリズムにスイングしてはいたし、


すばらしい演奏は確かだけど、


それとはちがうぞ、これ。




だんだん大きく揺れ、


なんとグランドピアノの蓋まで揺れ出した。



Wonさん.jpg
それに気づかず熱演を続ける、ウォンさん(さすがだなぁ)。



曲が静かになり、ベースソロに移るあたりで、ハプニング。


なんとウォンさんのポケットから「緊急地震速報」のメロディ。




会場、爆笑。




大きな地震に気づいた人々はざわめいていたが、


一気に暖かい空気に包まれた。



携帯に電源を入れ、検索してみたら千葉県東方沖だった。




Wonさんの軽妙なMCもあり、


その後も素晴しい演奏は続き、


2時間半は、あっという間に終了。




あ〜、楽しかった、素晴しかった。




帰り際、彼らの使用楽器を拝見。



BASS.jpg
森 泰人氏使用のベースアンプ。


とてもコンパクトなのに、地を這うような低音が出ていた。




ドラムス.jpg
市原 康氏使用のドラムセット。


こちらもインチサイズが小さく浅い胴だが、たいへん小気味のよい素晴しい音がしていた。



そして、


弦1.jpg
弦2.jpg
弦3.jpg
弦4.jpg
弦5.jpg
弦6.jpg
ウォンさん使用のピアノ。


これは会場のピアノだと思うが、


グランドピアノに首を突っ込んでみられる機会はなかなかないので、


しっかり見させていただいた。



各部の造作を見ていると、どの一点に至るまで練り込まれて設計され、


デザインされているのが分かる。


これが歴史というものだ。






楽しかった。


演奏も素晴しかったし、


なんといっても久しぶりにWonさんと会えて、よかった。




WIM Trioのみなさん、


素晴しい一時を、ありがとう!



ああ、うっとり。



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