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臆病といわれてもいい、丈夫に育ってほしい。 [食品放射能測定]



「こんなに食に対して、神経質にならなくても大丈夫なんじゃないか」



「これだけの未曾有の事故だもの、いくら注意しても足りないくらいだ」




ぼくはそろそろ赤いちゃんちゃんこだから、べつになにを食べてもいい。



でも、子どもたちには、未来がある。



我が家は、朝はみんなお腹のすかない人間たちだから、

もともと「朝食」という概念が希薄、そして、たいてい一日二食。


お腹がすいたとしても、安全な自家製天然酵母のパンは常にふんだんにあるし、

コーヒーでも紅茶でも入れれば、それで立派な一食になる。

ぼくは前日のお供え物の固くなったご飯でお粥を作ったり。



だから、自宅での朝食・昼食に関してはあまり心配をしていない。



子どもたちはみな給食だったが、

一番下の娘が去年の3.11の一週間後に中学校を卒業し、高校は弁当というラッキーさ。



女将(ぼくの妻、ね)は料理大好き人間だったし、

彼女が作る料理は毎食毎食がスペシャルにおいしかったから、

家族が惹き付けられるように食卓に集まるのは当然だった。

夕食は350日くらいは家族全員そろって食べていると思う。



そして女将がこの世を卒業した今も、

最近は子どもたちは料理することそのものに興味があるようで、

毎日だれかしら料理にチャレンジしている状態だから、

それが求心力になり、いまでもほぼ毎日、家族全員で夕食を囲んでいる。



ぼくのブログを読んでいる方々はお分かりだと思うが、

それくらい我が家は外食には依存しない家庭だから、

食品の測定さえきちんとしていればかなり内部被ばくは避けられると思い、

いろいろな基本食材を、こどもみらい測定所さんで測定してもらっている。



今日まで、いろいろ調べ、考え、行動してきた限りでは、

関西以西の食材を選んで購入できれば、

現状ではそれほどひどい汚染はない(かもしれない)。

魚でも、九州あたりのものであれば、今でも大丈夫(かもしれない)。



空間線量を日々測っている限りでは、福島原発では新たな事故は起きていないようなので、

現状だけを考えれば、降ってしまったセシウムは地域にもよるだろうが、

半減期を待つことにより農作物は徐々にではあっても汚染は減ってゆくかもしれない。



でも、ずっとそうなのか?


それは安心と言えるのか?



だれも体験したことのない原発事故だけに、

だれも気づかない落とし穴はないのか?



Pizzaを焼く石釜にくべる薪などの例もあるように、

遠くは沖縄でも、場合によってはセシウム汚染が報告されている。



気をつけすぎるあまり、精神的に病む人々もいるだろう。


まったく気にせずに、体内被曝をしている人々もいるだろう。




ぼくのスタンスです。



まず、我が家の食の安全をできるところまで確立し、

それができたところではじめて黒森庵に生かすことができると、ぼくは考える。

実験台は、家族。

それができなくて、どうしてお客様の食事を提供できよう。



最善の方法で安全な食材を選んで、調理し、食べる。



これしかないと思っている。



今日も、こどもみらい測定所さんで計測していただいた。



その食品たちです。




タカナシ.jpg
タカナシ特選北海道純生クリーム 47 (2回目の測定)

上総鶏むね肉.jpg
上総鶏むね肉・ささみ肉(千葉県産 キッチンコート永福町 2回目の測定)

高野さんちの生みたてたまご.jpg
高野さんちの生みたてたまご(府中市高野養鶏場 キッチンコート永福町 2回目の測定)

Value Plus プレーンヨーグルト.jpg
Value Plus プレーンヨーグルト(長野・群馬産原乳 キッチンコート永福町 初めて)


すべて、不検出。


疑り深いぼくは、2回目の測定をした(初回の様子は、食品放射能測定をごらんください)。


2回とも不検出ということは、かなりの安心材料ではないだろうか。



よかった!



さ〜て、明日はこれがどんな料理になるのかな?




(測定結果の判断はご自身の判断と責任の内でお願いします)



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