瓦礫を活かす森の長城プロジェクト
数日前、大飯原発再稼働の話しを聞き、
暗澹たる気持ちになり、脱力した。
それもブログを書きたくなかった理由のひとつだったかもしれないけど、
落ち込んだ気持ちをトップに上げてくれるようなトピックもある。
ぼくのツイッターのタイムラインに次のようなものがあった。
おお!宮脇昭氏、倉本聰氏、細川護煕元総理大臣「がれきは動かすのではなく盛り土にして森の長城を築こう」と。報道ステーションSUNDAY。「いまあるがれきを全部使っても必要な盛り土の4.8%にしかならない」つまり広域がれき処理して燃やさなくてもいい、不安を拡散しなくていい。嬉しい。
うれしい。
その「報道ステーションSUNDAY」、動画を息子が探してくれた。
がれきで森を再生 84歳学者の闘い 森の力で被災地を救え!
すばらしい発想ではないか。
がれきはトラックなどで日本列島を移動させて焼却するのではなく、
当地ですべて使用するという。
すべて使用するとしても、全量の4.8%にしかならないという。
放射性物質で汚染された瓦礫を除去できるのだとすれば、
これはほんとうに素晴しいアイデアだと思う。
「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」設立記者会見 2012.5.25
具体的な計画が述べられているので、ぜひごらんください。
細川護煕元総理大臣は、SONY時代の上司だった黒木靖夫さんからご紹介をいただき、
総理公邸で蕎麦打出張をし、ご縁をいただき今に至る。
6月3日読売新聞日曜版(手打そば はやしさんから記事をいただく。ありがとうございました)
倉本聰氏はご存知の通り脚本家で、
ぼくの父の最後の出演作品だった「六羽のかもめ」の脚本を書かれた方で、
父の病気・死を通してご縁をいただいた。
宮脇昭氏は、生態学者、地球環境戦略研究機関国際生態学センター長、横浜国立大学名誉教授。
84才とはとても思えないバイタリティのある方で、
言葉にひとつひとつ説得力がある。
宮脇氏とはご縁が無いな、と思っていたら、
また長男が、おどろいた顔をして
「とうさん、この本、とうさんの?」
といって本棚から持ってきたのが、
「地球環境へのまなざし」宮脇 昭
ぼくが買った本ではない。
妻が買った本だ、彼女が残してくれたのだ。
なにか、勝手に、皆さんにとてもご縁を感じてしまった。
日本列島は3.11によってまちがいなく甚大な被害を受けた。
被災された方々には、今も不便な生活をされている方々も多いことだろう。
次世代の人々が、ほんとうの意味で安心、安全に、
活き活きと、豊かに暮らしてゆけるように、
「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」
にこころから賛同するとともに、
ぼくはぼくなりに無い知恵をうんうんいわせながら、
がんばろっと。
瓦礫を活かす森の長城プロジェクト
理事長 元総理大臣細川護熙氏
副理事長 宮脇昭氏
評議員 倉本聰氏
アートディレクター 佐藤可士和氏
作詞家秋元康氏
東大教授ロバート・キャンベル氏
澁澤寿一氏
川瀬修平氏
冨木田道臣氏
新川眞氏
瓦礫を活かす!【森の長城プロジェクト】応援Togetter
「瓦礫を活かす森の長城プロジェクトを応援する市民ネットワーク」
2012-06-10 15:19
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