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方丈庵と、モバイルハウス。 [タイニーハウス]


多治見へ親友を訪ねる旅をしたら、

あともうちょっと足を伸ばせば、京都だ。



どうしてもみたいものがある。


GO!

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下鴨神社にきた。


河合神社.jpg
の、となりの河合神社。


おお、方丈庵。.jpg
に、お目当の、


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方丈庵。


まさに、庵。.jpg
まさに、庵。


ああ、すてきだ。


鴨長明さん発案の、移動式(組み立て式)プレファブ住宅。


現代で言うところの「モバイルハウス」の原型。



なんで鴨長明さんがこのような家を作りたくなったのかは、

ぜひ「方丈記」を読んでください。

現代といろいろなことが重なって見えてくると思います。



牛車二台で全てを運べるようになっているという。

一年に一回でもいい、二年に一回でもいい、

分解・組み立てをして牛車で運ぶところを見てみたい。

釘一本使っていないという。

すばらしいなぁ。


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正面。


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背面。


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窓。


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室内。


屋根の構造と、苔。.jpg
屋根の構造と、苔。


ああ、うっとり。




坂口恭平さんという方の、

「モバイルハウスの作り方」

という著書を読み映画化されそれを観て以来、

ぼくは頭の中が「モバイルハウス」でいっぱいになっている。




その元祖ともいうべき人が、鴨長明さんであり、

この方丈庵だ。



細かいところまで、リアルにこの眼で視、脳裏に焼き付けられたな。


来てよかった。



ぼくは、ん十年前からずっと、

「人が住む家は『巣』のようなものでいいんじゃないか」

と思い続けてきたんだけど、

幸か不幸か、住む家があり続ける人生だったから、

なかなか巣のような家を作れないままここまで来てしまった。



インディアンの人たちの住居、


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ティピー。



遊牧民族の人たちの住居、


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ゲル(パオ、ユルトとも)。



簡易でありながら快適に生活できるように設計されている。

雨風にも強い。

地震にも強く、

もし万が一倒れたとしても圧死なんてことは間違ってもないだろうし、

「また作り直せばいいよね」

というくらい簡便な構造で、しかも安価。

そういう住居に住んでいれば、気が楽というものだ。



その日本版が、方丈庵。



この感動をもとに、

いつか自分の「庵」を作ってみたい。

牛車は無理だから、

自分で自転車で牽いて、

寝泊りしながら日本を、

できれば世界を旅してみたい。



お腹が空いた。

そうだ、

ここまできたのなら、あそこへ行ってみよう!



チャンネルは、そのままだよ!



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