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夢、と、現実。 [超夢]



何年前からか、

超リアルな夢を見るようになっています。


見っぱなしといってもいいくらい。

眠れば、夢。



熟睡、という言葉は

もうぼくの中にはありません。



最近それがさらにエスカレートしてて、

今では起きてる方が「リアル」なのか

夢の方が「リアル」なのか、

その判別がつきにくくなってさえいます。



でもまだ、今こうしてPCに向かって

キーボードを打ってる世界の方が

「リアル」なんじゃないかと

一応理解してます(^ ^;)



数日前に見た夢はなかなか面白かったので、

ちょっと綴ってみよう。



(ここから、夢の話しです)

ぼくは街中のカフェのような場所で

だれかと話しをしている。



相手の目を見ながら話しを聞いていて、

たまたま目線を左にずらした。



すると、

いつもはそこにあるはずの

すべての「景色」が、ない。

ビルも、人も、車も、なにも。


真っ白というか、灰色というか。

無色というか。





「え?!」



と思った次の瞬間に

すべての「景色」が

ばーん、と眼前に広がる。



一瞬のタイムラグ。



おかしなこともあるものだと、

今度は右を見てみる。



やはり景色がまったくない・・・



と思った瞬間に

ばーん、と完璧な世界が広がる。



どこを見ても、

目線をずらすと、そうなる。



なんだ、これ。



はて。



ということは

「ぼくが見ている」と思っている世界は、

じつは、

自分の脳が作り出しているんじゃないの?



見えてる、

と思っている「部分」だけを

「世界」と思っているだけなんじゃないの?



ぼくが「移動する」と、

「そこだけ」「ぼくの目に入る部分だけ」、

映画のセットみたいに

瞬間瞬間に作られているんじゃないの?



じつは自分が

人生という映画の「脚本家」であり

「映画監督」であり

「カメラマン」であり

「大道具係」であり

「小道具係」であり

「照明係」であり

「音響係」であり

「衣装係」であり

・・・ふ~ん。




じゃぁ、と、

ある「設定」をしてどうなるか、

試してみる。




するとやはり一瞬遅れて、

設定した状況が完璧に現れた。



どこからどこまで

いくらアラを探しても

それは「リアル」に出来ている・・・。



そりゃ、そうだ、

夢の中ではあっても

夢の中では「リアル」なのだから・・・、

などと夢の中でそう解釈している(ややこしい)。



「舞台準備」が出来たところで、

今度は登場人物を想像してみた。



一瞬遅れて、やはりその人物は現れた。



中肉やや長身のロマンスグレー(ヨーロッパの人?)、

髪はオールバック、

銀縁のクラシカルな眼鏡、

手入れの行き届いた白い口髭、

上品なヘリンボーンのツイード・スーツ、

スラックスはプレスが行き届き、

裾はダブル、

よく磨かれた焦げ茶色の革靴、

完璧。


よくここまで細かく想像できるな、と、

自分でもおどろく(夢の中で、です)。




どういうわけか

ぼくらリス家族は旅行していて、

ここは今日泊まるホテルで、

ぼくらが予約した部屋がここなのだが、

なぜか超特大の

現代風のデザインのベッドの周囲には、

無垢の外国のカントリー風の

木製のサイドボードが一つだけで、

一切の壁がない。



そこに初老のロマンスグレーが

ベッドサイドに腰掛けて、

トランクの荷物を整理している。



探し物でもしているのか、

ぼくらに気付いていない。



壁がないのも違和感あるが、

それよりなにより、

なんでぼくらの部屋にロマンスグレーが?



そう思って彼を見ていると、目が合う。



ニコッとするわけではないけど、

驚くでもなく、平静なまま。



悪い人ではないことは

彼の目線と挙動ですぐに分かる。



彼は彼で、ぼくら家族が目に入り

すぐに空気を読んだようで、

静かにぼくらに近づいてきて、

あらかじめ用意していたように、

メモ用紙を全員に配る。




メモに目をやると、

そこには数字の1と0の羅列が

規則性なくランダムに、

12~3桁くらいで書かれている。




なんで今このシチュエーションで

メモ用紙?

なんで数字が?

これ、なに?

夢でも見てるのか、ぼく?



そう思うと、すぐに彼は話しだし、

「お渡ししたメモには数字が書かれていますね、

ではその数字に「1」を足してみてください、

そうなると、どうなりますか?」



そういって再び彼はベッドサイドに戻り、

腰掛け、荷物の整理の続きを始めた。



え~、1を足したらどうなるって?

2進法なのか10進法なのか分かんないし、

ん~、ん~・・・

と思って頭の中で

とにかく「1」を足してみた。



すると、

それまでは1と0の羅列だったのが、

一瞬のうちに左端から順に

99999999999・・・

とメモ用紙の文字が自動的に変化しだした。



ぼくのだけじゃなく、子リスたちのも同時に。

ぼくらは呆気にとられ、

子リスのだれかは

「え~、なにこれ!」

「きゃ~、すごい、すごい!」

「紙が自分で勝手に数字を書き換えてる〜!」

と大声で話している。



おもむろにそのロマンスグレーの紳士は、

「つまり、ま、

そういうことなんです。

では、失礼をいたしました」

といって上質のボルサリーノを被り、

ベッドを後にした。



ぼくは言葉なく、ただ彼の後姿を眺めていた。



なんだ、なんだ。

彼は、てことは、数学者?

それとも、物理学者?

あるいは、コンピュータ関係者?




ふと、

なんだ、そうか、

ぼくらは、

まだチェックインするには時間が早かったんだ。



そう思って、目が覚めた。


(夢、終了)




と、ま、こういう夢を日々見てるわけで、

空気感、人々、品々、

そういった感覚・感触、

それらがまさに「現実そのもの」みたいなので、

起きた途端、

「いま、どっち?」

と自問するくらいです。




なんでこうなってるのか

自分でもよくわからないけど、

味わおうと腹を決めて

毎日寝床に入る生活、



スクリーンショット 2016-09-08 20.30.23 (1).jpg
かれこれ4年近く経ってた。



別にだからといって

体調が絶不調になるわけじゃないし、

ま、おもしろいから、いいや、

ってかんじで生きてます。




この夢は、特に意味深な気がして、

備忘録を兼ねて呟いてみました。




「世界を変えようと思うならば、まず、自分が変わること」

「思えば、叶う」


などといいますが、

ひょっとしたら、

そういうことかもしれないな、とか。



今は世の中はいろいろな出来事が起き、

一見ぐちゃぐちゃみたいだけど、

なにかひとつ、出来事が起きると

オセロゲームのように

一瞬に変化が起きる、とか。




今晩は、どんな夢かな、

わくわく。



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