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楽しい、次への一歩。



どんなことでも、

自分が

「楽しい」

と思えることをする、

それは本来、

人が生きる動機の気がします。



「頑張る」

とか

「奮い立たせる」

とか

「我慢してでも」

とか

「無理してでも」

とか、

そういうことを

こころから楽しんでいるのであれば、

それはそれでいいと思います。



でももし、

楽しくないことを

頑張ったり

奮い立たせたり

我慢したり

無理したり、

そういうことをするのなら、

ぼくは苦手です。
(ぼくだけじゃないと思うけど)



ぼくは今までに

いくつか仕事を変えているけど、

一番こういうことを身近で感じるのは、

料理です。



料理って

その場で作って

その場で消えてゆく

LIVEな芸術作品です。



芸術作品?

そう、芸術作品です。



何気なく日々、

芸術的な作業をしようと思えばできる、

それが料理だと

ぼくは思っています。



クロッキーみたいな料理もあれば、

水彩のような料理もあれば、

油絵のような料理もある。



おいしければ感動するし、

食べ終えれば至福感が襲ってきます。

一流のレストランでも、

一般の家庭でも。



お皿に乗った料理には、

その作られた過程だけでなく

作った人のバックグラウンドも

味に入っています。



やりたくないなぁ、

疲れてるなぁ、

あるいは経済優先、

と思いながら作った料理は

やっぱりそういう料理の味がします。



311以後、

安全な食材というものを

なかなか見極められなかったので

一時休業し、したまま

現在に至っていますが、

その間、

自分のこころの声もよく聴き、

これからの生き方を考えています。



食べてる食材は、安全ですか?

放射性物質は

「アンダーコントロール」

ですか?



放射性物質だけではなく、

農薬・化学肥料の問題も、

添加物・保存料の問題もありますね。
(酸性雨というのは、どうなったのかな?)


原発事故の影に隠れていますが、

今もこの問題は同時並行で

あり続けています。



料理を提供するのであれば

食材の心配をすることなく

底抜けに楽しい状況でやりたい。



うまいぜ、これ、

共に食おう!

そういう気持ちで。



それができないなら、

別のことをさがそう。

それがぼくの今、ここ、です。



しかもぼくは今、ほとんど

一日一食で済んでしまっています。

もうかれこれ1年4ヶ月になります。



蕎麦屋の主人がいうのもなんですが、

ほとんど外食をしません。

家の食事がおいしいし、

家族で食卓を囲むのが楽しい。



でも、こういう生活をすればするほど、

これが基本なんだと感じます。



現代は、みんな忙しい。

料理を作る時間もない。

お弁当とか惣菜を買って

チンして食べる。



仕方ないかもしれませんが、

それが本来の姿かというと、

ぼくにはそうは思えません。



せめて一日一回の食事くらいは

腕によりをかけて作って、

家族団らんの時を過ごす、

そのくらいの余裕はある、

そういう社会になるといいなぁ、

と思いながら

次の一歩を模索しています。



DSCN8056 (1).jpg
ある日の午前5時37分、夜明け前。



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