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夢の中での、富士登山。 [超夢]


ますます、夢が超リアルになっていて、

夢と現実の間がどんどん曖昧に。


20日は、いくつも濃い夢を見たが、

覚えているのは富士登山の夢だった。
(ちなみに一度も登ったことはない)



急に富士山に登りたい気持ちに駆られ、

妻と、生まれて数ヶ月の長男子リスを

スナグリ(抱っこ紐の一種です)に入れて登山。

無謀極まりないが、夢なので。



どうやらぼくは日の出を頂上から見たいらしい。

でも急に思い立ったから

日の出にぎりぎり間に合うかというところ。



どういうわけか7合目か8合目までは

ロープウェーのようなものが出来ていて、

ぼくらもそれを利用した。



それはとても便利なのだが、

到着するとそこにはすでに

すさまじい人で溢れている。


真夏の海岸のようだ。


しかも「下山用のロープウェー乗り場」は長蛇の列。

日の出を見たらすぐにでも帰りたい人たちだ。



やれやれ、

ぼくらが下山できるのは

いったいいつになるんだろう、

日の出を見るのにも

時間を気にしなきゃならないなんて。



でもぼくは頂上から日の出を見たいので、

そこから先を急ぐ。



登るというよりも、走る、に近い。

ぼくは長男をお腹に抱えている分ハンデがあるが、

それでも妻はやっと付いてきてる感じだ。



かなりのところまできたが、

夜空が明るくなってきてしまった。


日の出が近い。



頂上までは無理そうだ。

こうなったらどこでもいい、

富士からの日の出が見たい。



まずいことに気付く。

なんの下調べもしてこなかったので、

どこから太陽が昇るのかがわからない。



なんてこった、

今いる反対側の可能性だってあるじゃないか。



火の見櫓のような塔が建っていて、

男性が見張りをしているようだ。
(なんの見張りかわからないが)


下から声をかけて、

「すみません、日の出はどっちの方角でしょう?!」

と尋ねると、

「ああ、そこのひとつ、こぶのような丘を越えると

見えるかもわからんね」

という返事。



たしかに小山のような丘が見える。

そうか、そこを越えなきゃ見えないのか。

さらに早足で登り続ける。


妻はもう体力ぎりぎりの様子だ。

彼女の手を引きながら、

それでも登り続ける。



どんどんと夜が明け始めている。

焦る。


すると一軒の古びた木造の山小屋が見えた。

引き戸をガラガラと開けてみる。


窓が少ないからか、とても暗い。

おじいさんが、奥から出てきた。


「はい、なにか」

「東京から来たんですが、日の出が見たくて」

「ああ、それなら

ここをもう少し登ったあたりからなら

なんとか見られるかな、

しかし、今日は曇りだからはたして」



そうか、曇ってるのか。

そういえば天気予報も調べていなかった。


と、突然、長男子リスの具合が悪くなり

抱っこ紐の中で苦しんでいるので

そこから床に下ろすなり、その場で吐いた。



床を汚してしまったが、

そういえばタオルを持ってきていなかった!


どうしようと周囲に目をやると

棚にタオルが畳まれて積んであった。


一枚お借りできますか?と尋ねると、

ああ、それはここの宿泊客用のもので

一枚500円なんですが、という。


もちろんお支払いしますと言って

それで床を拭く。

洗ってもう一度拭こうとすると、

あれ?水場がない。


「そうなんです、

水場はこの丘を越えたところにしかなくて」


ということは、今ここで洗えない。

もう一枚タオルをお借りして

汚れたタオルを包んで持ち帰り、

洗濯をしてお返しすることにした。



なんとか長男子リスの容態も戻った。

ずっと揺すぶられっぱなしだったので

気持ちが悪くなったのだな、すまん。



そうこうしているうちに周囲は明るくなってしまった。

表へ出てみると、周囲はすべて雲で覆われていて、

日の出は見ることができなかった。


ま、でも、

なんの準備もしてこなかったのだから仕方ない、

よくここまで来られたものだ、

次のチャンスが、きっとある・・・


目が覚めた。

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起きると明け方で、

ちょうど明るくなり始めたところだった。



屋上に出てみると、外は



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猛烈な霧だった。



でも、日の出が見たい、どうしても。



粘りに粘っていたらだんだん晴れてきて、




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日の出を、

そして

太陽の光に照らされる


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月も

しっかりと見ることができた。



どっちが現実で、どっちが夢?



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