夢、だったのかな?
家の醤油が切れたので
ちょいと都電に乗って
町に出かけてくらぁ。
ほとんどお客が乗っていない、
車掌も、あれ、運転手もいない? はて。
車窓を眺めていると、
なんだ?
なんだかわからないけど、美しい。
いつのまにか、着いた。
この川を渡って、と。
うんうん、覚えてる、この窓。
この街路灯も、覚えてるぞ。
交番があって。
そうそう、この建物を左に曲がると、
大通り。
この建物の、隣だったかな、
あった。
店に入るもお店の人がいない、はて。
どなたか、いませんか〜?
いないようだ、仕方ない、
また来るか。
そうだ、
仕立てに出してあった
着物はどうなってるだろう。
先客が、いた。
ここは照明が、ガス灯なのだ。
ここもご主人が不在だ。
また来ます。
今晩は雨も降ってて、底冷えがする。
一風呂、浴びるか。
十五円、持ってたかな。
ふぃ〜、いい湯だな♪
こらこら、
服着たまま入っちゃいけません。
なんだか、夢見てるようだな。
趣のある絵たち。
あれ?
女湯にも入れちゃった。
貼ってあるポスターも
男湯と女湯じゃ違うんだ。
女性客が一人もいないのが
ちょっと残念な気がしないでもないが。
やっぱり、夢かな。
なんだか、
一晩泊まっていってもいい気分。
旅館「萬徳」は、どうかな。
相変わらず自転車、きれいに磨いてあるね。
器も、きれいにしてある。
今晩は「あかりの歴史体験」の展示で、
貸切だから泊まれないそうだ。
そうそう、たしかに
そう書いてあった。
でも「展示」って、なんだ?
「歴史体験」って、なんだ?
なんだか、ほんとに夢見たいだな。
ま、仕方ない。
今日は帰ろう、
帰りは少し人が多いな。
小腹が空いたので、
久我山「サファル」で、茄子のキーマカレー。
そうそう、
紅葉が、きれいだったな。
夢のような、晩だった。
江戸東京たてもの園
追伸:一年に一度の夜の開園、
そして「あかりの歴史体験」、
素晴らしかったです。
2016-11-28 02:22
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