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「実」。 [不食]

肉食をしない

ヴェジタリアンの人々がいる。



ヴェジタリアンといっても

そのなかにも

いろいろな食事の仕方の人がいて

なんと10種類くらいの食べ方があるそうだ。


ラクト・オボ・ベジタリアン
ラクト・ベジタリアン
オボ・ベジタリアン
ペスコ・ベジタリアン
ヴィーガン
ダイエタリー・ヴィーガン
フルータリアン
ノン・ミート・イーター
ポゥヨゥ・ベジタリアン
セミベジタリアン(フレキシタリアン)
プレッサリアン(呼吸だけで生きる人)



ぼくは肉は食べるけど

牛そのものはほとんど食べなくなった。

我が家の食卓に上がることは一年でも2〜3回

あるいは1〜2回くらいかもしれない。



それは「主義」とかいうのではなく

身体が欲しなくなったから。

(といいつつ、外食ではハンバーグステーキなどを食べたりしていますが、それは郷愁で食べたいのと、ぼくが昔食べた味を子リスたちと共有したいからで、それも子リスたちに伝わったと感じればやがてフェードアウトするのかななどと思っています)



主に食卓に上がる肉といえば鳥、その次が豚。

それらも頻度が下がっている。

魚も、少ない。



一方、野菜の比率は上がっている。

果物の率も上がっている。

ナッツの比率も上がっている。



さて。

つい先日、梅の実をもいだ。


天辺のところは梯子が届かなかったので

ま、鳥たちにあげよう、

そんな気持ちでもいでいた。



そしてその翌日か翌々日くらい、

ある夢見から覚め、感じたこと。



それは食べ物の夢で

ストーリーは起きたとたんに忘れちゃったけど

「実(み)」というキーワードが、頭に残った。



そしたら、なんか浮かんできた。


・・・そうか、そういうことか・・・。



植物たちの「実」というのは

じつは「食べてもいいよ」という

彼らからのプレゼントなんじゃないか?


彼らは、実は(じつは)

「食べてもらいたい」んじゃないか?



たわわに実った「実」、

でも、だれもそれらを食べないとしたら?



その無数の「実」はやがて熟して地面に落ち

その上からまた落葉し堆肥化し

いつしか「実」は地面の下に。



そして、もしその「実」が発芽したとしても

親なる樹が繁茂している限り

太陽が遮られて育ちにくい。



一方、食べてもらって、

どこか別のところで「実」を排泄してもらえば

自分の分身、子ども、っていうか、

新たな命が生まれる可能性が高まる。



そうか、「実」は、実は(じつは)

食べてもらいたがっているのかもしれない。



穀類は「実」だ。

豆も「実」だ。

ナッツも「実」だ。

果物も「実」だ。



そう思ったら、

食べられる「実」というのは、

実に(じつに)たくさんあることが分かった。



な〜んだ。

「実」を食べていればいいんじゃないか。



それに時折四季の野菜とか、

食べたければ

せいぜい四季折々の魚などを織り交ぜて食べれば

それだけで、なんだかとても

食卓は豊かでいられるじゃないか。



梅干しに代表される塩漬け、

何年経っても食べられるし。


それから、発酵食品かな、

醸す文化が、ぼくらにはあるからね。


味噌・醤油、糠漬け、日本酒・ワイン、

それらは「実」と微生物から生まれている。

パンだって、そうだ。



食べてもらいたがっているものを

喜んで食べ、ありがたく感謝する。



なんか、そんなことを夢から覚めた

ぼんやりした頭で考えていたら

ほっ、として

うれしくなってきた。



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どこまでも生きようとする、キャベツ。

植物たちは、何を削られても、どこをどうされても、

自分の生き様を最後まで全うするんだ、

そんな感じがするなぁ。


もしかしたら、

いつまでもいつまでも

食べてもらいたがっているのかもしれない、

そう考えると、健気(けなげ)だ。


三女子リスの手入れと、声掛けで

再び花開くかな。



次女子リスも、天然酵母・地粉で


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ここまでのパンが焼けた。



ちょうど三女子リスが燻したベーコンがあったので、


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おいしくいただきました。


超ふかふか。

妻が目標としていて

でも、なかなか焼けなかった、食パン。

あっち側で拍手してるだろうな。



ブランチのあと、裏庭と義母の庭を歩く。


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我が家の裏庭に、ひっそりと咲いていた蕎麦。

製粉しないで6年くらい経つから、

それでも発芽するんだなぁ。



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たぶん、かぼちゃ。

店を営業していた時はここで堆肥を作っていたから、

やっぱり6年前の種が発芽?



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義母の庭のブルーベリー。



梅雨空を見ながら、考えたことを

つらつらと書いてみた。



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