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妻の夢、と、小黒森庵。 [タイニーハウス]



久しぶりに妻の夢を、見た。


なつかしい。

元気いっぱいだった。




夢でも、ぼくらは夫婦をしていて

子育てをしている。



子どもは二人いて

どちらも男の子で、まだ小さい。


一人は2〜3才かな

よたよただけど、家の中を走り回ってる。


もう一人は

まだお母さんの(妻の)おっぱいを飲んでいる。



外国人の男性二人が、我が家にいる。


一人は年配で

銀縁の眼鏡をかけている。

中肉中背、白髪が混じってきている。

グレーのヘリンボーンのスーツ。

茶色の革靴。

ぼくと同年代のような気配がする。



もう一人は18〜20才くらい?

痩せてて、背が高い。

185cm以上ありそう。

Tシャツ、七分丈のパンツ、サンダル。

バックパッカーのような容姿。


友達?

親子?

二人とも英語しか話さない。

ん〜、親子っぽい会話じゃない。

旅人?



妻は楽しそうに

下の子におっぱいをあげながら

英語で受け答えをしていた。


もしかしたら

ぼくらはB&Bをやってるのかな?
(ベッド・アンド・ブレックファスト)


あまりにも、リアル。

そうか、これは

どこかのパラレルワールドだな。



季節は秋。


ぼくはなにかの所用で街に出る。


たぶん

我が家に滞在してる人たちのために

料理の食材を買いに行くのか

あるいは

頼まれた質問にたいして情報を仕入れに行くのか

そこは定かじゃない。



歩道のそこここに

落ち葉が吹き溜まりになっている。


でもまだ寒くはないから

初秋てかんじかな。



気付くと、ぼくは裸足で歩いていた。

場所は銀座のよう。


銀座の歩道は整備されていて

ほんとうに、歩きやすい。
(実際にそうかどうか分かりません、夢の話しです)


築地まで行ったかどうかは覚えてない。

所用を済ませたらしく、帰路は

国会議事堂前のようなところを歩く。



ずいぶん昔に

原発に反対を表明するために

10万人だか20万人が集まったなぁ。
(夢なので、本当に何十年も前のような感覚)


その時、ぼくも自転車に乗って

行ったなぁ。


当時、自転車で参加する人って

ぼくともう一人くらいしかいなかったけど

自然とどんどん増えていって

名前も住所も電話番号もアドレスも

なにも知らないけど

いつのまにか友だちになっていたりして

なんか、不思議な面白い現象だったなぁ。



そんなこと、つらつらと考えていたら

時間がだいぶ経っていた。



あっ、いけない、帰らなきゃ

と、気持ちが急いた(せいた)。


ん?


なんで急いた?


うん、妻と子どもが待っているから、ね。
(と、夢の中のぼくの心が言う)

そう、ぼくと妻は、全力で子育てをしていた。


ぼくらの「夫婦」としての

ロマンティックな蜜月の日々は

子どもの誕生で完全に子育てにシフトした。


全力で子育てすることの面白いことといったら。

愛すること

触れること

嗅ぐこと

観察すること

守ること

遊ぶこと

食べること

どれもが興味深く、楽しい。



遠い昔に原発に反対したのは

子どもたちの未来を守りたかったから

だったね。



そんなことを、帰路を急ぎながら考えていた。


そしたら、目が覚めた。



そして寝床で

子育てに急いていない自分を、確認した。



そうなんだ、急く必要がなくなった。

みんな成人したから、ね。
(と、起きたぼくの心が言う)


でも、こうして振り返ってみて

子育てに没頭したことは本当によかった。



「あのとき、ああしてやればよかった」

ということが、ぼくにはない。

やり切った感覚しかない。



ぼくは出来る限りの時間は

子育てと妻のサポートに費やし

残った時間を仕事に回した。


思い起こせば

30ん年前当時から短眠だったんだな。


濃密な家族の時間だったなぁ。

あの時の出来事がすべてが

今の我が家のファンデーションだ。


今は

ぼくが食材を買わなくても

ぼくが料理をしなくても

ぼくが家事をなにもしなくても

家は動いている。



だから、ぼくはこうして

小黒森庵を作っていられる。


寝床の中で

ぼんやりとした起きたての頭で

こんなことをつらつら考えていた。



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工作、楽しい。




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