江戸やすり。
「江戸やすり」見たさで東上野に行った。
同級生たちに
「買いたてのほやほや」
を見せつけられて
矢も盾もたまらず。
深澤やすり店。
引き戸をガラガラと開けると
やがて、ご主人が出てこられて
言葉多くなく
的確に商品の性質を伝えてくれる。
あくまで謙虚。
まずは、欲しかった物だけを購入。
お支払いしようとしたら即座に
「あ、これ、左利き用だ、
だれか戻す時に間違えたんだなぁ、
すみません」
細目で、しかも細い鑢だったのに
瞬時に見つける鋭い目。
そのとき、お客さんが
ガラガラと引き戸を開けて入店。
ご店主「ああ、毎度」
お客さん「いつものやつ、ちょうだい」
みたいな会話が聞こえてきた。
「いつものやつ」って?
ぼくにとっては
鑢は一度買えばほぼ一生と思っていたけど
そうかぁ、
あっという間にすり減っちゃう使い方が
プロなのかぁ、
そんなことを気付かせられました。
・・・、嗚呼。
この日本に
こんなにすばらしい方がおられる。
帰路、上野界隈を散策した。
風呂屋。
貴金属店(だったらしい)。
テーラー。
カフェ。
どこも、行ってみたい。
上野公園を歩いていると
どこかの夢の国電飾パレードのような
イルミネーション。
でも、なんだか嫌味なく、きれい。
イルミネーションが終わったところでは
「佐賀・長崎観光物産展」が開催されていた。
切り落としカステラ、げっと。
(家で食後食べたけど、すごくおいしかった)
311以後、ほぼ封印状態のレンコン、げっと。
もっと、歩きたい。
もっと、歩こう。
おお!
なつかしい!
今度、来てみよう。
道に迷っていたらなんと
月の出が見られた。
だいたい、ここら辺です。
帰宅すると
子リスたちが寄ってたかって作ってくれた
鍋が待っていた。
22870歩だった。
マイ・シューズ、今日も完璧に役目を果たしてくれた。
足先、ポカポカ。
すばらしい鑢たちが我が家に来てくれた。
次の工作が、楽しみになった。
2017-12-06 07:06
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