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19gと、27g。 [ワラーチ]



ワラーチ素材をいろいろ試してきて

今回、UVA樹脂ソールが入手でき

今まで作ってきたソール部分の

「余分と思われる箇所」をそぎ落とし

さらに軽量化を試みた。


今までのでも超軽量だったけど

今回のアプローチでは



PC106750.jpg
片足27g


PC106751.jpg
ペア55gに仕上がった。



これは防寒対策を施した

「マイシューズ」にもかかわらず

ぼくが作った初代ポリエチレンソールの

ワラーチ・man3DALsよりも


RIMG0198.jpg
さらに軽い(これは56g)。



そして

前回初めて作った「マイシューズ」よりも



PB245401.jpg
ほぼ20g軽い(正確には19gです)。



一切の紐無しで

一瞬のスリップ・オンで履け

どこも締め付けることなく

ただふわりと足に寄り添う。



この重量だと、ほぼ

履いてないに等しい感覚になる。



今、街中をランしてみたけど

脱げるようなことはもちろんなく

締め付けられるような箇所もどこにもなく

しかも足はポカポカなのだ。



ところで「草鞋(わらじ)」の耐久性って

どのくらいなのか調べてみると

普通に履いて4〜5里(16〜20km)

保ったとしても

6〜10里(24〜40km)らしい。



一万步がだいたい7〜8kmとして

2〜3万步くらいだろうか。



ぼくは歩くときは一日でそのくらい歩くから

草鞋は一日で履き捨てということになる。



マラソンだったら42.195km

うまく保って一競技で終了

多くの場合は

途中で履き替えるということになる。



一方、ぼくが試しに作ってみた

最初のポリエチレンソールの

ワラーチ・man3DALsは

ほぼ毎日履き続けて

1〜2万步歩いて、50日保った。



控えめに1日1万步として

50万步歩けたことになる。



そのコストは、70円かからなかった。



江戸時代の草鞋は、当時16文ということで

300円前後だったようだ。



CPだけでいえば、圧倒的に

樹脂製ワラーチman3DALsに軍配があがる。



ただ草鞋は、使い終えた後は堆肥になり、

一方樹脂製ワラーチはゴミとして焼却される。



これをどう捉えるかは

ちょっと横に置いておいて

もしかしたらポリエチレンソールでも

あるいはUVAソールでも

「ワンレースの寿命」と考えれば

マラソンに使えるのかな、と思った。



今回使ってみたUVAソールは

ポリエチレンソールよりも耐久性がありそうだし

耐水性にも優れていそうだ。



なんといっても

超の上に、もう二つくらい超が付くような

軽量さなのだ。



これも、調べてみた

最軽量のものでも100g。
(日本では販売されていないようです)



各メーカーの比較で

だいたい150〜200gが

最軽量ラインのようだ。



今回の試作は



PC106750.jpg27gなのだ。

これは「シューズ」の形態で、だ。



「ワラーチ」の形態なら


PC096658.jpg
19gで作れるのだ。



重量比で言えば1/10ということになる。



しかもジョイントマットは100均で購入でき

その価格は2枚で108円。

一枚で1ペア取れるから54円。



そして

歩けば歩くほど

走れば走るほど

素足に近づいてゆく。



自分の手で

最高性能の履物が手に入る。



ぼくはマラソンはやらないけれど

こんなワクワクすることって

久々だ。



PC106681.jpg
PC106683.jpg
「足型」まで、削ぎ落としてみた。



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