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テレパシー、か? [超夢]



2017年最後の、夢を見た。



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ぼくが子どもの時分に住んでいた町。



その親友宅(?)に遊びに来ている。



古い、昔のままの家だ。


南に縁側があり

ガラス越しに差し込む日差しが

ぽかぽかと暖かい。



弾む会話が途切れたその時

その家の飼い猫が

ぼくの膝に手をかけ

「どれ、乗っかってやるか」

と、話しかけてきた。



え”?



次の瞬間

ひょいと膝に乗っかり

ぼくに視線を向けた。



なんだ?

猫がしゃべった?



よく状況が飲み込めないまま

バランス的にかなり大きめの頭を

クリクリと撫ぜてみる。



猫とは思えないほどの、剛毛。

タワシほどじゃないけど。



なんなんだ、この違和感、この空気。



猫がしゃべったとしたら

ぼくが話すことが分かるんだろうか?



「そうだよ、わかるよ」

と、即答。



え”!



「猫は、人間たちの会話は全部分かってるんだぜ

ただ、分からないふりしてるだけなんだよ」



その猫を見ても口が動いてないから

これはテレパシーというやつに違いない。



「そうだよ、だからお前もやってみな」



お、おおぅ、そうなのか

じゃ、やってみるか

でもなに話そう、そうだ



「猫って、キャットフードはおいしいのかな?」


「まずいよ、ていうか、すぐ飽きるんだよね」


「そうなんだ?」


「でも、ほとんどの猫って人間のところで生まれて

最初からキャットフードの世界で生きてるから

そういうもんだと思ってる猫がほとんどなんだな」


「だよね、でもおいしそうに食べる猫もいるよね」


「それは人間だってそうだろ。

成長期だったり運動部員だったりだと

たいしたオカズなくたって

丼飯お代わりしたりしてるだろ?」


「あ、あぁ、たしかにそうだ」


「猫もいろいろな猫がいるしな」


「そうなんだ?」


「味にうるさい猫もいるし

それほど食べ物に頓着ない猫もいるんだよ」


「そうなんだ?」


「おれは前者だから

ちょっと同じ味が続くとキツい時があるな」


「そうかも」


「あとな、お前の周り見てみろよ。

ネズミとかトカゲとか、いないだろ?

おれも昔は鳥食べたりしたけど

歳とると、なかなかそれもしなくなったしな・・・」



面白いので

会話を続けようとしたけど

次の質問が思いつかない・・・

ん〜〜、ん〜〜〜〜・・・



目が覚めた。

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良いお年を!



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