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鶴の、ポリプ? [超夢]



相変わらず “超夢” を見続けてる。



あまりにも個人的だったり

忘れちゃったりすることもあるので

アップしないこともしばしばだけど

今日のはしっかり覚えてたし

自分でも面白かったので

アップしてみる。



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どこか外国に旅をしている。
(感覚的にはヨーロッパかな)

滞在先の部屋に

著名なミュージシャンがお忍びで訪れてくる。



どうやらぼくはカイロプラクティックか

針灸かの整体をやっているようだ。

その世界では有名らしい。



ミューズのマシュー・ベラミーさんとか

トム・ウェイツさんが来たり。



連日のスケジュールをすべてこなし

そろそろ帰国という日

仕事から解放され

部屋でほっとしていると


「お父さん、そと、すごいよ!

鳥がすごいことになってる!」


といって子リスが部屋にかけ戻ってきた。



どれどれ、とホテルを出てみると

なんと、鶴だらけだ。



しかもその鶴たち、背の高さが半端ない。

そびえ立つ塔のようだ。


10mいや、20m、いや、あれ、なんだ?


よくみると

鶴はぐんぐんと背が伸びてゆく・・・

ていうか

鶴たちはおんぶ・・・

ていうか

肩車・・・

ていうか

鶴の上にもう一羽、その上にもう一羽

さらにその上・・・

という具合に

上にぐんぐん延びていた。



増殖してるんだ!


こうやって繁殖するんだ。



クラゲのポリープのように

天に向かってどんどん

同じ形の鶴が増え続けていた

街のいたるところで。



街はみるみる「鶴タワー」で埋め尽くされていった。



そのタワーはみな、黄金色に煌めいている。



この先いったいどうなるんだろう

と思った矢先

そのタワーが一瞬グラッとした

と思うと

一気にそれは伝播し崩れだし

次の瞬間に

すべてが動き出した。



移動だ。

移動が始まったのだ。



それまでぼくの目の前の

すべてを覆っていた巨大な壁が

一斉に動きだし

あっという間に

ぼくの視界から消えていった。



その間、1分くらいか。



最後の編隊が豆粒になるのを目で追いながら

茫然と立ち尽くすリス家族。



だれかが

「すごかったねー」

と、ぽつり。


うん、それ以外の言葉は思い付かない。



はっと我に返り

そうだ

帰りの飛行機の予約確認をしなければと

近くの旅行会社へ足を運ぶ。



何千年前にできたのだろう

すり減った石畳の歩道の感触が心地好い。

ぼくは裸足だ。



一切の問題なく

全員明日のフライトで帰れることを確認。



これで、安心して心置きなく観光できるぞ

と思って目の前の

これまた

そびえ立つローマ風の眼鏡橋が目に入る。







そのアーチの向こうを

得たいの知れない物体?が

超高速で左から右へ

途切れることなく流れ行く。



年老いた眼鏡越しの視野では

「ただただ白い超高速の流れ」

としか見えない。


それが延々と続いている。

いつまでも、いつまでも。


新幹線のようなものが

途切れなく飛び続けているかのようだ。



子リスのだれかが

「あ!鳥かも!」

と叫んだ。



そうだ。

カメラのシャッタースピードを最速にすれば

もしかしたら写るかもしれないと

セッティングを変更し

連続シャッターを切った。



モニター越しに見た

そのうちの何枚かに辛うじて写ったものは

果たしてさっきの鳥たちだった。



シャーというか、ジャーというか

静かな轟音とでもいうような

聞いたことのない大騒音が続く。



スピードとその数に圧倒されていると

眼鏡橋のアーチの間から

ひらひらと

一枚の布のようなものが舞い降りてきた。



流れに巻き込まれたら瞬死だな

と気になりながらも

どうしてもその布が何なのかが知りたい。



知りたい一心で

その布に近付き手を伸ばした瞬間

それがなんだか分かった。



ピンクが基調の

60年代のマリークワントの

花柄のミニスカートのワンピースだった。



でもなぜ、ここに?



すると眼鏡橋のアーチの間から

一羽の鳥がゆっくりと舞い降りてきた。



でかい。

ものすごくでかい。

丹頂鶴の数倍は大きい。



やばいのか、これって。



そう思う間もなく、あっという間に

ぼくの目の前まで

その鳥は歩み寄って来ていた。



間近に見ると

頭の位置は馬より明らかに高い。


高いだけでなく頭が馬並みか

もしくはそれ以上に大きい。


身体中は羽毛で覆われていた。
(鳥ならば当然なんだが、まだ正体が掴めない)


眼は、鳥のそれというより

むしろ人間のような、情緒のある目付きだ。


もしかしたらアイコンタクトが可能かもしれない

そう感じて

ちょっと、ほっとして

頭部の特徴を見てみる余裕が生まれた。



横から見ると鶴そっくりな

くちばしと頭のプロポーションだが

正面から見るとくちばしはむしろ

どこかの漫画に出てくるアヒルのようで

しかも上下はけっこう不揃いで

傷があちこちに散見された。

正直あまり美しいかんじではない。
(はっきりいうと、むしろ汚い)



次に頭に目をやると

なんと毛髪が生えていて

しかもそれは剛毛なんてもんじゃなく

スパゲッティでいえば1.6mmのそれではなく

明らかに1.9mmの茹で上がりくらいはあった。



そしてその頭には

ぼくが手にしているピンクのワンピースと

共布で作られた

可愛いリボンが結ばれていた。



いつのまにか

どこからともなく

もう一羽の鳥がやってきて

"どうしたのか心配してたよ"

みたいな仕草をするその彼女は

きちんと青基調の花柄のワンピースと

リボンを身にまとっていた。



ははぁ、そういうことか

脱げちゃったのか

と、納得して

ぼくは持っていたワンピースを

見よう見まねて着せてあげると

一瞬の会釈?とともに

わずかな助走だけで一気に最高速に達し

眼鏡橋のアーチをくぐり抜け

元の編隊に戻っていった。



目が覚めた。



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