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元国立大学と、炭火で、料理。 [超夢]



相変わらずの、超夢だ。


自分でも信じられないんだけど

最近は加速して見続けていて

本数があまりに多くて覚えていられない。


今日はたまたま一本、覚えて入られた。


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どこかの国立大学の跡地が解放され

そこにはタイニーハウスなどの

小さな、でもおしゃれな

鳥の巣のような家々が

点々と建ち並んでいる。



講堂、食堂などの古い建物は、すべて

壊されることなくそのままに残され

共用部分として使用できるようになっていた。

図書館もむろん無料で利用できる。



敷地には広い整備された道路が

東西南北縦横に走っており

使われなくなったグラウンドは

そこに住む人々の公園となり

憩いの場として機能している。



至るところに桜、銀杏などをはじめ

さまざまな樹木が植えられているので

四季折々の風景が楽しめる。



そういう場所には

BBQの設備が据え付けられていて

いつでも誰でもが利用できる。



ぼくはここには住んでいないけど
(いつか住みたいとは思っている)

この敷地内にある実験田畑を借りていて

その手入れに来た。



この元大学の北側には山があり

それもかなり急峻な山で

そこに段々畑か作られていて

ぼくはその一区画を借り

すべて在来種で

蕎麦、水稲、小麦、蔬菜(そさい)類を育てている。



そのぼくが借りている田畑までの道程が、すごい。

ガレ場の続く崖のような激坂を

とにかくひたすら登って行く。


ペルーのマチュピチュよりも

さらに急峻なところにその圃場はある。
(夢です)



やっとたどり着き、一息ついて

作物たちの様子を見ると

すべて順調に、健康的に育っていた。



標高が高く、下界の喧騒は遠く

静かで、聞こえる音は

鳥の鳴き声と

風にそよぐ植物たちの擦れる音のみ。


ここに育つ植物たちは

降り注ぐ太陽の光をを燦々と浴びられ

山からの伏流水を存分に吸収できる。



こんな素晴らしい環境は滅多にない。



ただ、昇り降りだけだ、問題なのは。


特に、収穫した作物を

背中に背負っての下山は厳しい。



それでも毎年ここを借りているのは

なににも代えがたい

その芳醇・濃厚な風味を味わいたいからだ。



今年も、だいじょうぶ。



何度か滑りそうになりながら

何時間かかけて下山する。



そういえば、今日は子リスたちと外食だった。



待ち合わせ場所に集合し

みんなで歩いて店に向かう。




温泉街のような狭い路地の両側は

さまざまな飲食店、しゃれたお店が

所狭しと立ち並ぶ。



この街のエリアは、とりわけ一軒々々が狭い。


大手が入っていない証しだ。



やがて目的の店に着く。



この店、というか

この建物は一風変わっていて

元々は大きな旅館だったらしい。


創業はとても古く木造で

国の文化遺産に指定されている。



だから、玄関は広いのだが

入るとすぐに

中は迷路のように区分けされていて

それぞれが一つの店になっている。



すべて飲食店だ。

1階も、2階も、その上も。


しかもその一つの店舗は

カウンター4席、テーブル1つか2つくらいの

こじんまりとした店ばかり。


新宿の思い出横丁、渋谷ののんべい横丁などが

旅館の中にあると想像すれば分かりやすいか。



だからどの店もすぐに満席になってしまうのだが

とにかくたくさんのお店が入っていて

そのクオリティはどこも一流だから

たとえ入れなかったとしても

次のお店を探すのも楽しみの一つだ。


そしてどこか必ず入れるくらいの

適当な混み具合だから、たまらない。



今日ぼくらが予約できた店は最上階だ。



階段を子リスたちと上って行く。


使い込まれた手すり・床などの

感触・テカり具合が素晴らしい。



だんだんと階を上がって行くにつれ

建物の1階分の床自体の面積が小さくなってゆき
(ピラミッドのように)

店もそれに応じて少なくなってゆく。



古い建物をそのまま使っているから

どうしても動線に無理が出始め

一つのお店の中を通り抜けるようになったり

さらにその奥の階段を上ったり

やがて、また違うお店の中を通り

食べている人にいったん退いてもらって

道を作ってもらったり。


お客さんたちも「勝手知ったる」だから

みんな笑顔で「どうぞどうぞ!」と。


この道程も、楽しいな。



その先の階段を上って

やっと「頂上」へ辿り着いた。



木造建築なんだけど

高さにして

9階建くらいはあるだろうか。



そこは火の見櫓のような小さな部屋で

全周木製木枠ガラス張りで

暗くなり始めた360度パノラマには

そこここに街の火が灯り始めていた。



4畳半の畳の部屋が最上階のすべてで

部屋の真ん中には座卓が。

周囲には6枚の座布団。



座卓は真ん中が囲炉裏のように掘ってあり

すでに炭が赤く熾きていて

その上には鉄の浅い鍋が載っていた。



今日のお任せ料理は、すき焼きだった。



窓の外を見ると

ちらちらと雪が降ってきた。



さ、食べよう。



目が覚めた。



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