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ひとつに、なる。 [超夢]



超夢を、見た。



それは久しぶりの妻との
(たぶん妻的な女性性)

甘美な時間だった。



でもそれを表現することは

たいそう難しい。



ひとつだけ例を示すことができるのは

こういうことです。



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ぼ(ぼく)「ひさしぶりだね、こういうの」
(二人とも素肌で寝床です)

つ(つま)「うん」

ぼ「触れてもいい?」

つ「うん、ありがとう」



あとは、ご想像にお任せする。



できるはずもない

この世とあちらの世界との交わり。



でも、できた。

“できた“ と感じたその瞬間

身体全身が温かくなり

すべてが許された感じがした。



交わった、のだ。



「肉体的」というものでは、ない。



それはいわゆる今生の「交わり」とは

大きく異なっていた。



エクスタシーを感じたその瞬間

自分自身が一瞬のうちに

パ~ッと・・・

分子・原子・・・

というか「粒子」に分かれ

宇宙にはじけとんだ。

(注:昔見た風邪薬のCMで、パカッと開いたカプセルから薬の粒子がパ〜ッと飛び散る、そんなイメージです)



そのひとつひとつが、ぼくで

ひとつひとつが、彼女だった。



すべての「ぼく」と「彼女」の粒子は

ぐんぐん宇宙に飛び散り続け

喜びに打ち震えた。



どこまで飛んで行くんだろう

どこまでもどこまでも広がり続け

するとやがて今度は

超強力な磁石が作用したかのように

一瞬のうちに引き寄せられ

お互いが、溶け合い

本当の意味で

「ひとつ」になっていた。



ぼくの全身が

「これでいいんだよ」

と圧倒的な肯定感で満たされた。



それはもう、まったく

「男」とか「女」とか

「夫婦間」とか「男女間」とか

そういう小さな

「殻」の中の出来事ではなかった。



やがて、静寂が訪れ

究極の安堵のようなものに満たされた。



真冬の古民家の縁側で

ガラス窓越しに

ぽかぽかと日向ぼっこしている時の

なんにも考えていない

とにかく幸せな

そんな感じに酷似していた。



もう、なにも探す必要も、ない。



いま、ここ。



これだ。



そんなかんじがした。


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