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2月3日の、偶然。



この日は、なにか、特別だった。





スペインから

親友のHiroko Hartleyさんが

英国人のご主人と一時帰国するので

小黒森庵を見にきたいという。



別の親友依田 千佳子さんが

ひろこさんと最近Facebookで友達になって

それなら黒森庵で会おう

ということになったのが、2月3日。



その数日後

今度は札幌から

やはり親友のIkoi Katonoさんが東京に来るので

完成した小黒森庵を見たいという。

その日が、2月3日。



一方、三女子リスの糸紡ぎの経過を

須藤 玲子さんに見てもらいたいな

と連絡をしてみると

2月3日は空いてるという。


それなら大晦日に来訪してくださった

伊東 史子さんそして豊永 郁代さんはどうか?

というと、彼女らもだいじょうぶ。



一堂に会すると、7名+ぼく。


ただでさえ小さな黒森庵に

すでに小黒森庵が鎮座しているので

それだけの人数が入れるかとも思ったけど

えいやっ。



なるように、なれ。



2月3日。



当日、店の前でみんなを待っていると

なんと小黒森庵の

ソーラー発電関連でお世話になった

Kenichi Taguchiさんが自転車で通りかかる。



え”!



彼こそ

いの一番に見てもらいたい人間だったけど

ちょっと体調を崩されたりで

先延ばしになっていた。

見ていただけて、よかった。
(今度は、ゆっくりまたみてくださいね)



12時、みなさんが集まり

須藤玲子さんからは三女子リスへ


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大量の極上の羊毛のお土産!♪




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スペインのHirokoさん・ご主人からは


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カンタブリア産アーモンドとご自宅の胡桃!!



ああ、なんて素敵なんだ。




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乾杯!



小黒森庵を見ていただいた


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最初の英国人、Stewart Hartleyさん。

興味深く見ていただいたようだったけど

しまった

ご意見を伺うの忘れた。


とてもおとなしい方で話す声も小さいので

お聞きしてもぼくの英語力では

聞き取れなかったかもしれないけど。



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札幌のいこひさん、目、鋭い。

そら、そうだ。

ご主人は建築家だもの。




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Taguchiさん、やっと見てもらえた。




ジバちゃんこと須藤玲子さんには

三女子リスがチャルカと

そしてスピンドルで

おみやげでいただいた羊毛・茶棉で

糸を紡ぐところを見ていただけた。


そのジバちゃんを

三女子リスが次々と質問攻め。


さすがに造形大教授

一つ一つ的確に答えてくださる。


ああ、なんて幸せ者なのだ、三女子リスよ。



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宴もたけなわ。



その時、ひろこさんのご主人が

静かに話し出す。


「私のおばあちゃんはランカシャーで

紡績工場で働いていました。

工場は騒音がうるさくて会話は手話でした」



それを聞いて

ぐっと身を乗り出すジバちゃん。


ぼくも、無論、身を乗り出す。



ランカシャーといえば

ある時代は綿織り物の産地だった。


彼の話しは続く。

「今ではすっかり朽ちてしまった工場でしたが、

父と私でそれを引き取り、レストアして

ミュージアムにしました。

それは今でもあります」



え”!

どういう話しの展開なんだ。



その場で、全員、びっくり仰天。



現代日本のテキスタイルの第一人者

須藤玲子・ジバちゃんの

目の前に座っていたHartleyさん。


彼の小さな声を聞き漏らさないように

聞き取った大事な彼の言葉を

ジバちゃんは

子リスたちに通訳してくださった。



これもきっと、偶然じゃないんだろうなぁ。


だから、2月3日、だったんだろうなぁ。



メニューは


我が家の鳥つくね鍋(写真なし)+


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末子リス作、手打ちうどん。


デザートは


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フルーツ・グラタン。



なんだか

あっという間の

いつまでも佇んでいたい

深い驚きと

濃密な感動が凝縮された

そんな一日だった。



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