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Helmshore Mills Textile Museum。



黒森庵で2月3日

磁石で引き付けられたかのように

各方面から集合した方々と

小さなパーティーを開いた。




その時

それまで寡黙で

物静かに振舞っておられた

スペイン在住のひろこさんのご主人

Stewart Hartleyさん(英国)が

沈黙を破るように

流れるように話しをし出し

さらにその内容に一同驚いた。



その内容とは


○お祖母さまはランカシャーで紡績工場で働いていた。

○工場の騒音はものすごく会話は手話だった。

○やがて時代の変化と共に紡績工場が廃墟と化すが

 父と二人で工場をレストア(修復)した。


というものだった。
(もっともっと、たくさんの内容がある)


ぼくの英語は拙いが、多分、そう言っていた。



彼はその時、その工場の名前を言った。


それを聞き逃さなかったジバちゃんは
(須藤玲子さんです)

帰宅後検索してURLを送ってくれた。


それが、これです。

Helmshore Mills Textile Museum



これを見て最初は、失礼ながら

まさか、と思った。


今や観光の名所にもなっている

この大規模のレストアを

父と子ふたりで?



でもHartleyさんは

穏やかで控えめで寡黙な英国紳士。

誇大な表現を最も好まないタイプの人間。



じゃ、いったいこれは、どういうことなんだ?



ぼくの好奇心に火が着いてしまった。


どうしてももっと話しが聞きたい。



そのことをひろこさん(奥さま)に訊くと

「わぁ嬉しい。
そんな昔話付き合ってくれる人がいるなんて!!!」

というメールが返ってきた。


日時は?と訊くと

8日か10日はどうか?という。


この話しは

ぼくが独り占めするより

むしろ

ジバちゃんに聞いてもらう方がいいと思い

彼女のスケジュールを聞くと

8、9、10、11日と先約ありとのこと。


そりゃ、そうだ。

世界的に活動をされていて

さらに造形大の教授もされている。

超多忙なのは分かっていたことだけど。


それならぼく単独で

突撃インタビューしかないなと思った。



ところが。

ここでもう一つ、話しがある。



3日の小パーティーの時

ひろこさんが

「最近トワイニングス紅茶の

モーニング・ブレックファーストって

どこにも売ってないのよね」

と言っていた。



そう、たしかに。



我が家でも妻が常飲していたんだけど

ある時から

我が家周辺では入手できなくなっていた。



紅茶好きのご夫妻が

お気に入りの紅茶を飲めなくて、どうする。


子どもの頃からお茶好きのぼくには

いたたまれない話しだった。



そしたら翌日、なんと

子リスたちが

「吉祥寺にあった!」

といって


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買ってきた。



一刻も早く彼らに届けたい。


そう思ってすぐメールをしたら

翌日(5日)だったら

一つ用事を済ませたあと

午後、黒森庵に寄れるという。



それなら

そこでご主人のお話を聞ける?

と尋ねてみると

よろこんで!という返事。



それをジバちゃんに伝えてみると

5日なら時間が取れるから行きます、という。



またここで、偶然?が発生した。



そういう流れで、再び

Hiroko & Stewart Hartleyさんと

須藤玲子さんが


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黒森庵で会うことになった。



アフタヌーンティーで


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アップルクランブルを食べながら

長時間にわたり、様々なお話を伺った。




紡績工場をレストアしたのは事実だった。



もう少し正確に言うならば

レストアするきっかけを

Hartley父子が作ったのだった。



長くなる。


いったんここで切ります。



Hartleyさんの話は

産業革命まで遡る。


とても大きく、深い話だったから

彼らと別れたあと、しばらく放心状態だった。



子リスたち、それを察してか

大急ぎで


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鳥の唐揚げを作ってくれた。



おいしかった。



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