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素晴らしい時代への、転換期? [超夢]


ちょっと、長い、今日の超夢です。
(もし、お時間とご興味がおありでしたら)



・・・・・・・・・・・・・・・・

所用を終わって一休憩と思ったら

大事な用事を思い出して

でも電車だと遠回りなので

タクシーを拾おうとする。


行き先は母の住む実家。


母を見舞うことと

そしてそこに何故だか

メモ書きを置いてきてしまっていて

そこに電話番号が記されていて

そこへ電話をかけなければならない。



新宿西口ロータリーくらい広いけど

人影はまばらだ。

どこだろう。

タクシー乗り場にはタクシーもいない。



仕方なしにしばらく待っていると

やがて片肺飛行のような

フラフラした挙動のタクシーが

やっとのことで到着した。


ちょっとやな予感がしたが

スルーして次の車を待つ時間もないので

乗り込む。



まだ若い運転手さん、初々しい。

顔中汗をかいていて

まだ乗り初めてわずかなので

ご迷惑をお掛けしますが頑張ります

みたいなことを言われるが

返答に困り

どうぞよろしくとだけ答えた。



走り出しはなんとかスムーズなのだが

彼の運転を見ていると

彼はちゃんと操作したいんだけど

車がどうも言うことを聞いてくれない様子。


いつの間にかだんだんと

左に逸れて行く傾向があるようで

それを必死に戻しながら

直進を保とうとしているのが分かる。


ヨボヨボというか、ヨタヨタというか

徐々に徐々に左へ寄って行き

ハッと気付いて元へ戻るような

端から見たら酒酔い運転なんじゃないか

というような危なっかしさ。


彼はいたって真面目なのだが

自動車が酔っぱらっているようで

なるほど、これじゃ汗かくわけだ。


気が付くとブロック塀が迫ってくるし

乗ってるこっちも汗をかいてきた。



やがて市内を抜け出し農道へ出て

ひと安心と思ったのもつかの間

一気に田んぼへダイビングしそうになる。



車半身はすでに田んぼへ落ちかけていて

弥次郎兵衛状態。



運転手はもうシャツまでぐっしょりで

可哀想といえば可哀想。



「だいじょうぶです、この車四駆なので」

といって安心させようとしてくれるが

弥次郎兵衛ではどうしようもないし

運転手はメカにも弱そう。
(タクシーで四駆ってあったっけ?)



必死に道路へ復帰させようとするが

四輪とも持ち上がっていては

四駆だろうがなんだろうが

どうすることもできない。



やっと彼は状況を理解したようで

ぼくはたまたま通りかかった

別のタクシーに乗り換えて

無事母の家につく。



母は元気で部屋の掃除をしていた。

よかった。



電話というのは

自主映画でとても素晴らしいという前評判の

チケット予約で

ちょうど監督が外国から来日していて

スペシャルトークがあるという。



それが今日で

以前一度電話予約をしたのだが

すでにキャンセル待ちの状態だった。


ただ、ぼくは二番目で

前の方がキャンセルすれば

自動的にぼくは予約が取れることになる。


その確認の電話だった。



あいにくぼくの前の人間からは

キャンセルの連絡はなく

開演まで分からないから

会場に来ていただくしかなく

またそれでも入場できるか分からないという。



それでも、観たい。



場所は渋谷PARCO辺りのようなので

行ってみるのだけど

あちこち再開発中で

どこがどこだか分からない。



地図を頼りに探していると

小さな古いビルが数軒立つ一角があった。


映画館を想像していたので肩透かしだったが

自主映画ならば

小さなホールを借りて映写会ということなのか。


多分ここだろうという

ちょっと汚れたアイボリーの金属のドアには

A4のコピーでその映画の題名が書かれていた。


開けて入るとすぐに階段で

その壁にも所々にコピーが張られていた。


かなり質素な上映会のようだ。

極力お金をかけない姿勢が見てとれる。


やがて三階の会場に着く。


そこは、でも意外なほど大きく

用意された椅子には

すでにたくさんの人が着席していて

この映画の人気をうかがわせていた。



開演までにはまだだいぶ時間があるので

どこか座って待とうかと思って見渡すと

スクリーン最前列だけは

なぜかすべて空いている。


係りの人に尋ねてみると

予約キャンセル待ちの人のためだという。


まさにぼくのためじゃないかと思って

座ろうと振り返ると

一人の女性が腰を掛けるところだった。



もしかしたらあの女性が

一番最初のキャンセル待ちの人かな。


ぼくはその女性のとなりに腰かけて待つことに。



やがてどんどんと人が増え出しほぼ満席に。



キャンセル待ちの席も満席で

立って待つ人も出だした。


ぼくの反対側のとなりは外国人の女性二人連れで

片言の英語で会話して時間の過ぎ行くのを待つ。



最初にぼくの前の女性の名前が呼ばれ

次にぼくの名前を呼ばれたので

案内所に向かう。



するとやはり前の女性が

一番目のキャンセル待ちの人で

もうあとの席はないという。



でも会場の後ろの方は

余裕のスペースがかなり残されており

開催者関係とおぼしき人たちが

あちこちで立ち話をしていた。



また、スタックされた椅子たちとか

折り畳みの椅子たちとかも

部屋の隅には

まだかなり余裕で残されていた。



そこでぼくは提案してみた。


あれを使って増席できませんか?

と。


すると係員は即答で

「キャンセル待ちは終了いたしました」

と言う。


なんだか取りつく島もないというか

固くて冷たい印象。



でも、スペースはまだまだあるわけだし

椅子もあるし

手間なのであれば手伝う

キャンセル待ちの人たちは大勢いるのだし

この素晴らしい映画を見てもらう

チャンスを潰すのはもったいない

などと説明するが

もう決まったことですのでお引き取りください

と言う。


でもこれはぼくだけの問題じゃなくて

まだまだたくさんの人が待っていて

作れば見るスペースがあるのだから

などと問答をしていると

ぼくの右隣の外国人たちもやってきて

同じ提案をしだした。



すると突然係員の態度が変わり

ちょっとお待ちくださいといって

上司とおぼしき人間のところへ行き

相談を始めた。



上司はしばしばこちらを見たり

会場後部の空きスペースを見たりしながら

やがてこちらに向かって歩いてきた。



おっしゃる通りです

これから席を増設いたしますので

しばらくお待ちください

出来上がり次第ご案内いたします

ということになった。



外国人には相変わらず弱いのか

それともぼくの説得力が弱かったのか

ちょっと釈然としないところもあるが

それは、ともかくとして

映画を観ることができるのはうれしい。



となりの外国人と笑顔で握手をして別れる。



その時だ。



それまで持っていたカメラがないことに気がついた。



映画を観た後には、監督のトークがある。

それをどうしても撮りたい。



すでにぼくが座っていた最前列は

すべて席は塞がっていた。


申し訳ないと思いつつも訳を話し

一つずつ席を確認させてもらったが、ない。


二列目、三列目・・・

すべての席を目を皿のようにして探したけど

なかった。



大事にしていたカメラ。

日の出・日の入り・月の出・月の入り

家族、料理、鶴居村の鶴

様々なものを撮ったカメラが、ない。



呆然としつつ

一つのアイディアが浮かんだ。



もしかして

これって夢じゃないのか?



それなら

目が覚めればカメラはあるんじゃないか?



なーんだ

起きればいいのか。



目が覚めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

すぐに居間に行く。



あった。



(映画の内容は、世の中が大きく変わろうとしている、それは素晴らしい方向への転換期だ、というような内容だったと記憶しています)



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