モノ、コト、マツリ。 [デザイン]
世田谷代田。
かつては
150軒の商店がひしめき合う
大商店街だったそう。
1963年。
東京オリンピックの前年に
環状7号線が街の真ん中を通り
街の力が分散され
やがて
シャッター街へと変化して行くことに。
2010年。
この街へ引っ越してきた
若い家具職人を目指す南さんが中心となり
0001 design officeという工房を開き
街の人々との交流が始まる。
やがて彼は
「ダイタデシカ、」という名の
「代田でしか手に入らない」雑貨を集めた
お店もオープンする。
以後、彼を中心に
若いデザイナー・クリエイターが集まり出し
やがてシャッター街に活気が戻りだす。
親切に接してくれた地元の方々へ
お礼の気持ちを込めて
よりいっそう
商店街の活気を取り戻したいと
「ものこと祭り」を始めたそうです。
その「ものこと祭り」の第8回目に
ぼくは初めて
同級生美熟女二人と。
美熟女の一人が
イベントの中心の方とご縁があり
今回、行ってみることにした。
家具製作・工房中心に街おこし
という話だったけど
新たな工房はもちろん
家具以外の業種も店を出し始め
地元の方々も、活気を取り戻しているようだった。
世田谷代田という街は
従兄弟の長門裕之・南田洋子夫妻が
一時期住んでいたこともあって
子どもの頃からよく知った街だった。
なので
環七ができたことも知ってるし
やがてシャッター街へと
変化していったことも
この目で見て分かっていた。
なので
今回の「ものこと祭り」で感じた
この明るい賑わいへの変化は
とても他人事とは思えず
うれしい出来事だった。
今年は小田急が運営する
「世田谷代田キャンパス」という
コミュニティースペースが
駅からすぐのところにオープンし
街の活気もより出てきたという。
この日は
"Yatsugatake Touchdown" という
超おいしいビールに出会えたり。
産地直送の朝採り野菜
東京農大で醸された日本酒・味噌
あるいはソーセージ・ベーコン
などが販売されていて
大勢の人で賑わっていた。
そこからすぐのところにある
代田八幡神宮では
まさに「お祭り」が開催されていて
和太鼓の演奏を
ちょうどやっているところだった。
代田八幡神社にて。たった二人の男女ペアで、迫力満点の和太鼓演奏が行われていた。快晴だったので気温は相当上がった中での演奏、お疲れさまでした! pic.twitter.com/nF1d0ApSQe
— 黒森庵の、こんくらい。 (@konkurai) August 26, 2019
地元の方々と
新しく商店を始められた方々とが
心を合わせられたことが
この成功の鍵だと思う。
この取り組みは
地方での「シャッター街」化歯止めへ
有効な一つの動きと感じた。
新しくなった世田谷代田駅では
「まちピアノ プロジェクト」と称した
フリーピアノが設置されていて
小学生の女の子の演奏に
大きな拍手が沸き起こっていた。
新しくなった世田谷代田駅では、「まちピアノ プロジェクトとして、誰でも弾けるピアノが設置されていて、小学生と思しき女の子が素晴らしい演奏を披露して、大きな拍手が沸き起こっていた。 pic.twitter.com/6q29WO52aA
— 黒森庵の、こんくらい。 (@konkurai) August 26, 2019
また、ほど近いところには
「ものこと祭り」には参加されていないけど
宮崎駿さんのご親戚がやられている
白髭のシュークリーム工房もある。
新しい街へと変貌しつつある
世田谷代田商店街。
これから先がほんとうに楽しみです。
どうなってゆくんだろう
わくわく。
追伸:生まれて初めてスタンプラリー制覇した。
なんだか絵が可愛くて
(ぼくがこんな言葉を口にするとは)
ものこと祭りっぽくて
どうしても完成系が見たかった。
4色刷りになっている、おしゃれ。
だって、かわいい。
2019-08-26 21:20
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