SSブログ

鍋と、超夢と、汗。



昨日は夜は6℃だった。

寒い。



そんなときは、鍋!



バージョン 2.jpg
こんなんなって。



PC090982.jpg
春雨、投入・・・

もっと、入れるか。



PC090988.jpg
入れた。

あっという間になくなった。


忘年会のときにくれた


PC090991.jpg
親友手作りの「柚子酢胡椒」

すばらしかった。



閑話休題。



このところ書いてなかった「超夢」。



相変わらずというか

ますますすごいんだけど

最近のは起きると途端に

消去されてしまう。



なんとか覚えていたのを書いてみた。



第1話は数日前。


あとは今日4本立てのうちの3話です。



はじまり、はじまり〜(ブザー音)



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



黒森庵によく来ていたお客さんは

自転車好きで

よく話しが合う。



ある日

彼の家に遊びに行く。



息子さんも自転車が大好きだそうで

屈託のない笑顔に坊主頭

真っ黒な日焼け顔

ガッチリとした体格

そのどれもが

一見高校野球選手なんだけど

ツール・ド・フランスなど

世界の自転車レースを目指しているという。



彼ならば出来る

日本もまだまだ捨てたもんじゃない

こういう若者がもっと出てくるといい

そう思って

なにげなく

彼の背後にある自転車に目を向ける。



チャコールグレーのフレームに

差し色は赤。


おしゃれなカラーリンクだ。


チャコールグレーということは

フルカーボンに違いない。


ハイトの高いホイールに

ディスクブレーキ。



良い自転車ですね

KAWASAKI CHEROKEEですか?


と尋ねると


そうです、よくご存じですね!


とまたもや清々しい笑顔。



頑張ってくださいと握手をして

その場を離れる・・・。



はて。



KAWASAKI?



カワサキはオートバイは作っているけど

自転車作ってたっけ・・・?



チェロキー?


自動車ではJEEPが

チェロキーという車を作っていたけど。



???



悶々としていたら

やがて目が覚めた。


・・・・・・・・・・・・・・・・


中学からの親友で

自動車が大好きで

今までに何台も

スポーツカーを乗り換えてきた

その彼が

電気自動車の

スポーツカーを買ったと遊びに来た。



せっかくなので助手席に乗せてもらう。



発進するまで振動ゼロ。



2シーターの

しーんとした密室に

大の男(じじい)が二人。



なんだか不思議なひと時が流れる。



防音・遮音が徹底しているのだろう

やたら会話の声が生々しく聞こえる。



ちょっとむずかしいな、この空間。


慣れるまで時間がかかりそうだ。



じゃ、行くよー

という声が聞こえた途端

シートにのめり込むような加速が始まった。



ぼくが今までに一番Gを感じた車は

PORSCHE 911 TURBOだったけど

それが完全に霞む加速。



本当に「あっ」という間に

次の赤信号に到着。



なんだか異次元。



でも、ちっとも面白くない。



赤信号で待ってる間は

またあの

しーんとした密室モードだし

なんだか居心地悪い。



一方、運転席の彼は

微笑を浮かべていて

いかにも

「俺が求めていたのはこれだ」

みたいなオーラが漂っていたけど

こんなに加速が良くても

どこで使うのかな。



ぼくはお金があっても要らないな。



信号が青に変わった。

目が覚めた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


休業中の黒森庵に

だれかが遊びに来るというので

なにかお持て成しでもするかと

食材を買いに自転車に跨がる。



あれ?



我が家の前の道路

いつの間に4車線に?



しかも、だらだらと

どこまでも続くような急な坂に?



いつから家の前が坂になったんだ?



中央高速の談合坂みたいだな。



いったい、なんで?

今までだって交通量少ないのに。



天気、いいなぁ。



秋晴れのポカポカ陽気の中

仕方なしに坂を登り始める・・・

が、このダラダラは手強い。



頂上までは

今のぼくの脚力じゃ無理だろう

そう思って行ったに家に戻り

電動アシストに乗り換えて

再び頂上を・・・



あれ

もうバッテリーが切れちゃった・・・。



そうか

ぜんぜん乗ってなかったから

自然放電しちゃったか・・・。



その時

やっと一台の自転車に遭遇。



それまで

ただの一台の車も通っていない。



なんなんだ

この、無駄に広い車道って。



こんだけ広かったら

区民広場・公園がいくらでもできるし。

自転車専用道路だってできるし。



その自転車の男性

なんだか

やけに馴れ馴れしく

アシストの効かない

ヨタヨタのぼくの隣を並走する。



やめてほしい、そういうの。



そう思ったとたん


男性:良い自転車ですね


ぼく:わかってます!(心のなかで)


男性:あらあら

バッテリー切れちゃったんですか?


ぼく:それ、言うか?(心の声)



もう、なんだかすっかり

買い出しエナジーは消え去り

家へ戻ることにした。



するとその彼は

家の玄関まで付いてきて

ああ、こちらにお住まいですか

といって

いつの間にか

玄関の内側まで入ってきていた。



悪い人ではなさそうなんだけど

なんつたって

距離感がぼくと違う。



ん〜、暑苦しい・・・。



目が覚めた。



湯タンポを抱えて

汗びっしょりだった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


どういう流れなのか

「昭和のそば屋のカレー」

を作ろうと思った。



そう、あの

ドロッとした、黄色い

たまに入っている薄っぺらい肉は

脂身だらけでぐにゅぐにゅで

ニンジンとか野菜も薄っぺらで

味も薄っぺらで

グリーンピースが2〜3個乗ってて

真っ赤な福神漬けが申し訳程度乗ってて

あれを再現しよう・・・。



なんでそう思ったんだか忘れたが

ま、いい。



店の厨房で作っていると

ものすごい大男が

ガラガラという引き戸の音と共に

入り口から入ってきた。



一瞬どきっとしたが

和服姿で

蕎麦が好きなのだというその彼は

まだ若いが

相撲の親方なのだそう。



お店はまだ休業中だと告げると

心底がっかりした面持ちで

いつしか

自分の部屋のことを語り始めていた。



曰く。



自分が辛く当たっていた弟子がいて

でも才能があった故と思い

厳しく接していたのだけど

やがて彼は耐えられなくなり

部屋をやめて実家に帰った。



弟子の才能は見抜いていただけに

その時

自分は本当に反省をして

彼に戻ってきてほしいと伝えたけど

彼の意思は固かった・・・。


その辺りから

親方の声は涙混じりになっていた。



ぼくは親方に言った。



それはとても残念かもしれませんが

親方も弟子の方も

お互いに

そこから学んだことがあるはずですから

次の出会いに生かす

というのはどうでしょう?

と伝える。



すると、急に彼は顔を上げ

一瞬遠い目をしながらも

やがて

明るい陽射しが射したような顔付きで

ぼくを見て

そうですね、そう

やってみます

といい

握手をし、立ち上がり

ぼくは見上げる巨体の彼を

出入り口まで見送る。



ところで

お休み中ということですが

良い匂いが漂ってきていましたが

なにを作っていらしたんですか?

と尋ねられたので

かくかくしかじかとお答えしたら

さらに笑顔眩しく

「いつか食べさせてください!」

できればうちの部屋で!

と言って別れた。



振り返る笑顔の親方に

手を振りながら

ふと考える。



相撲部屋で出張そば屋のカレー?

いったい何人前仕込むんだ?



たいへんだ!



目が覚めた。



やはり、汗びっしょりだった(^^;)



nice!(0) 

nice! 0