メジロと、梅の木。
不思議な風邪をひいて以降
不思議な時間が流れてる。
身体も変化してる感じがするし
世界も大きく変化している感じがしている。
年越し蕎麦でも打つかなと思って
粉を碾いたり
もり汁をとったり
準備しようとしていたら
どうにもこうにも眠かったので
３０日は早々に
夜１０時には眠ってしまった。
起きたら８時。
なんと超?珍しく１０時間も眠れた。
例の風邪以来
なにか身体が変化してるなぁ
外界も変化してるなぁ
と思って眠りについたけど
大晦日に、まさかまさかの大熟睡。
（とはいっても超夢は見てるんだけど）
起きてダイニングに行くと
子リス２匹が起きていて
いつもとちがう空気が。
どうしたの？
と聞いてもすぐに返事がない。
ん？まさか
なにか体調でも悪い？
長女子リス：
メジロちゃんが、道路に落ちてて・・・
ぼく：
メジロ？道路に落ちて？
長女子リスを見ると
椅子に座り膝を揃えて
その上に両手を起き
そこには
眠っているようなメジロが一羽。
長女子リス：
ご神水を汲みに行こうと家を出たら
斜め向かいのお宅の玄関前に
なにか落ちてて
よく見たらメジロで
近寄ってみたら動かないんだけど
生きてるかもしれないし
自動車に轢かれそうだったので
とりあえず家に連れてきたの。
ぼくはすぐに近寄って
メジロに触ってみた。
たしかに、まだ暖かい。
生きているとすれば
なにかの理由で気絶してるのか。
（ガラス窓にぶつかったとか？）
ぼく：
死んでいるとすればこんなに暖かくないし
硬直するはずだから
ちょっとだけ抱き上げてみてくれる？
と話してみる。
長女子リスはうなづき
そっと小さな身体を抱き上げてみると
仰向けの首がだらんと下がる。
まだ硬直が始まっていない。
もしかしたら
生きてるかもしれないし
もしかしたら
助かるかもしれない。
すぐに末子リスがネット検索をかけ
蘇生の方法を調べる。
暖めること。
でも人間の体温程度では低すぎるので
ペットボトルなどにお湯を入れ
タオルなどでくるみ・・・
ちょうど子リスの暖かい湯たんぽがある。
小さな箱を用意して
その中へ入れ暗くして様子を見ること。
（気絶から覚めた時に暴れて
家の中を飛び回って羽などのけがを防ぐため）
ちょうど手頃な小さなダンボール箱もあって
空気穴を開けて湯たんぽの上にそれを置き
ハンドタオルを蒲団代わりにして
静かにメジロを寝かせた。
相手は、野生だ。
これ以上人の手が入らないように
一人にしておこう。
ぼくらはいったん
ご神水を汲みに行く。
柄杓が真っ新だった。
大晦日は、茅の輪くぐり。
すぐに戻ってきて
そっと箱を除くと・・・
メジロは
天に昇った後だった。
清々しい目をしていたなぁ。
本当に天を見上げているような目付きだった。
野生の小鳥を
こんな近くで
見つめ続けられるなんて
生まれて初めての体験だった。
長女子リスは
「ごめんね、ちょっと描かせてね」
といってスケッチをした。
めじろちゃんが道路でひっくり返っていたので気絶かと思い、外傷もないし硬直もしてなかったから湯たんぽで温めたけどだめだった…
— ｎａｏ (@long_woman) December 31, 2019
すっごく可愛かった～あったかくて…ふわふわで…(；ω；`)余韻が…
こんなチャンスはないと思って描かせてもらったpic.twitter.com/9ClcxAaMiv
描き終えると落ち着いたのか
長女子リス、自分で埋葬した。
不思議な時が流れた、大晦日。
朝からなにも食べていなかったので
一息ついて、遅いブランチを。
三女子リスが焼いたプンパーニッケルに
スモークサーモンが最近の、ツボ。
蕎麦を打つには
準備時間が足りなくなったので
せめて芋煮だけでも。
（まだ作る気か）
作るならとことんやろうと
今回は山形の
「山側の芋煮」と「海側の芋煮」の二種類を。
ダブルバスドラならぬ、ダブル鍋。
とうとう
２週間+２日で７鍋ということに。
「山側の芋煮」できた。
「山側の芋煮」は
醤油味で牛肉が必須らしい。
すでに３杯おかわりした。
「海側の芋煮」は、お正月にしよう。
年越し蕎麦は
永福拉麺を、一口もらった。
チャーシューは低温調理で二種類。
スープは辛味噌、麺は翡翠麺。
自分の蕎麦は
もり汁までは作ったけど
さすがにタイムリミットなので
明けまして蕎麦にしよう。
そうそう。
いつもメジロたちが
蜜を吸いにやってくる
黒森庵の梅が咲き出しました。
みなさん、よいお年を！
2019-12-31 23:11
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