SSブログ

遊泳者天国? [超夢]



今まで見てきた超夢で

もしかしたら

一番面白かったかも。




アメリカ合衆国と日本が

本当の意味で仲良しになったようで

その祭典の一つとして

皇居が解放され

様々な催しが行われるという。



しかも期間が長いので

我先にと慌てる必要もなく

みんながじっくりと

味わえるような設定になっている。


いいね、こういうのって。



皇居周辺の道路はすべて

自動車の通行が禁止されていて

お堀の外周ぐるりと

パレード用に観覧席が設けられている。
(リオのカーニバルとか阿波踊りのように)



それだけでなく

驚いたのは

日比谷・有楽町・銀座周辺の晴海通りは

歩行者天国ならぬ

「遊泳者天国」になっていた。



Uの字型の(道路の幅に合わせた)

透明プレキシグラスのようなもので
(あるいはペットボトルのような樹脂か)

自動車専用道路はすべて覆われ

一帯全てが巨大なプールと化している。



その水は築地から送られてきている

つまり海水だ。



ぼくはなぜか

家から徒歩で向かっていた。



甲州街道が皇居に突き当たる

半蔵門を右折して

皇居をぐるりと左回りに見ながら

銀座に向かう。



この辺りは海抜がまだ高いので

遊泳者天国にはなっていなかったが

その代わり、巨大な観覧席が圧巻だ。


皇居の内堀通りは一周すべてに

皇居に向かって

ドーナツ状に観覧席が出来ていた。



すでにたくさんの観客がいた。



「おおぉ!」

という声が上がり

そちらを見ると

観客たちは空を見上げていて

なんとスペースシャトルが

祝賀フライトと称して空を飛び

8の字を描いたり

宙返りまで披露していた。


へぇ、あんな運動能力があったんだ。



いつもなら

マラソンランナーたちの練習場所の

遊歩道を歩こうとすると

警備員と思しき人に

ドレスコードに反しているので

ここはお歩きになれません

と制止された。



そうか、たしかに。



ぼくは遊泳者天国で遊ぼうと

家ですでに海パンを履き

その上にステテコを履き

上半身はTシャツ

足にはビーサン姿だった。


あれ、でもランナーたちだって

普段からもっと露出度高い

スポーツウエアじゃないの?


女性ランナーなんて

上半身ブラ一枚みたいな人

いなかったっけ?



ステテコがいけないのかな。



なにかちょっと釈然としないが

仕方ないので

自動車通行止の自動車道を歩き
(つまり一帯は歩行者天国状態だった)

警視庁桜田門前を過ぎ

ペニンシュラ東京ホテルが見えたら

遠くに子どもたちの歓声が聞こえてきた。



そこがまさに

遊泳者天国のスタート地点だった。



ぼくはかけ足でスタート地点に着き

Tシャツを脱ぎ、ステテコを脱ぎ

海パン一枚になって

透明の階段を登り

片側3車線計6車線幅という

巨大なプールに飛び込もうとしたが

ここはまだ浅かった。



そうか、ここは

小さな子どもたちのエリアなんだ。


危ない、頭を打つところだった。



そのまま有楽町交差点まで泳ぐ。


昔、ソニービル、あったなぁ。


東芝ビルも、あったなぁ。


ペコちゃんを泳ぎながら見るとは思わなんだ。


泳ぎながら和光の時計台を望むなんて、なぁ。



銀座4丁目。



ここでプールは十字に広がり

片方は日本橋へ向かい

反対側は新橋へと。


つまり通常だと

歩行者天国のエリアだ。



そのまま真っ直ぐ

築地方面へ泳いで行くと

三越の新館辺りが終点だった。



銀座四丁目交差点に引き返して

歩行者天国のエリアを泳いでみよう。



木村屋のあんぱん、山野楽器

ミキモトパール、アップルストア

・・・なんつたって背泳ぎが面白い。



ビルの谷間を泳ぐなんてこと

滅多にできるもんじゃない。



都知事は誰なんだろう、やるな。



引き返して、新橋方面

GINZA6、資生堂パーラー

ヤマハ楽器、博品館まで泳ぐと

その辺りが終点だった。



プール(ていうのかな)は

すべてが透明なので壁面を通して

歩道を歩く人々を見ることもできるし

向こうから挨拶されたりもする。



なんだか水族館のイルカの気分だ。



夜も解放されていて

ライトアップされると

それがまた美しいと聞く。



ああ、なんておもしろいんだ。



みんな、笑顔でいっぱいだ。



目が、覚めた。



nice!(0) 

nice! 0