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父との、再会。 [超夢]



超夢、だ。



このところの超夢は

さらに拍車がかかって

リアルさ、ハンパない。




物語の展開

土地の情景

人々の表情セリフ

着ている洋服のデザイン

街角ビル部屋のインテリアデザイン

などなど

どうしてこんなこと思いつくのだろう

というくらいにすべてがリアルだ。



毎日長編を3本は必ず見ている。



三本立てを見るのって

けっこう体力を使うんだ、ははは[あせあせ(飛び散る汗)]



今日はなんと、父が出てきた。



父が倒れたという報が入り

現場に急行すると

父は一人暮らしだった。



小さな部屋を借りて住んでいて

ヘッドボードのないベッドが一つ

あとはパイプ脚の椅子が数客

やはりパイプ脚の小さなテーブルが一つ。



なんともこじんまりとしたワンルームだ。



部屋に入ると

数名がすでに駆けつけており

その輪の中心に父が倒れていた。



背広を着ていて

ネクタイを締めていて

たぶんだれかがしたのであろう

ワイシャツの第一第二ボタンが外れて

ネクタイが緩められていた。



ものすごい違和感があった。



ぼくは記憶では

父がネクタイを緩める着こなしというのを

一度も見たことがないからだ。



父にとってスーツというのは

着崩すことはありえないのだった。



それはともかく。



息をしてるのかどうかもわからないほど

動かない状態の父を見ている、ぼく。



透明のマウスシールドをしている。



ていうことは

今の「こっち」と同じ時期の

別の時空のようなかんじだ。
(パラレルワールド?)



狭い部屋なので

ぼく、そして母は
(なぜか父とは結婚していないようだった)

ベッドの上に座ることに。



父と母が結婚していないのなら

じゃ、なんでぼくは

今ここに存在してるんだ?



ま、いい

今はそれどころじゃない。



だれも一言も会話することなく

父を見守っている。



静かな時間が過ぎている。



すると急に

父の目が開き

さっと上体を起こし

周囲をぐるりと見回したかと思うと

一気に笑顔が戻ってきた。



どういうことなんだ。



それまでの

鉛のように重たい空気が

急に軽くなったのは良いとして

すぐさま父のしたことは

周囲の人間を確かめることだった。



「君は、誰だ」

と、真面目な顔つきになり

まず一番身近なところにいた

多分父の親友と思われる人間に問う。
(ぼくはその方を知らない。
 仕事関係の人間かもしれない)



「どこどこの、だれだれです」

とその人間は自己紹介すると

マウスシールドの向こうの口元が

急にまた笑顔のそれに戻った。



記憶喪失状態なのかもしれない。



現状を確かめようとしているのだ。



次になんと

ぼくのところへ歩いてやってきて

不思議そうな顔をしながら

「あれ?・・・、晴ちゃん?
 いや、晴ちゃんの息子さん?
 いやいや、お孫さんかな?」

という。

「やだな、ぼくだよ、晴之だよ」

「あ、え? そうなの?
 そうか、そうだよなぁ・・・
 そうか、ずいぶん会ってないから
 忘れちゃったんじゃなくて
 わからなくてね」

「そりゃ、そうだよね
 40年以上経ってるもんね
 そっちはそのままだけど
 こっちは歳とってるからねぇ」

「久しぶりだなぁ」(父)

「久しぶりだねぇ」(ぼく)



じゃ、またあとでゆっくり

といって

次の人との関係を確かめようとする父を

じっと眺めていた。



そういえば

マウスシールドの向こうの顔は

化粧していたし

カツラをかぶっていたから

まだ俳優をやってるんだ。



本当に、好きなんだなぁ。



目が覚めた。



RIMG1514.jpg
父と、母と。



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