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ようこそ、糸紡ぎ機さん。



ツイッターで

蕎麦関係のフォロワーさんが

RTした内容に目が止まった。



「古い糸紡ぎ機があって
 故障していますが
 直せば動くと思います。

 どなたか使いませんか?

 使う人がいなければ
 やっぱり捨てるのかなぁ」



元ツイートを消去されたので

ぼくの記憶だと

そういう内容だったと思う。



三女子リスが聞いたら

泡を吹いて倒れるんじゃないか。



でも、先客がいらした。


ただ、その先客の方は

電車での運搬を考えておられたようで

サイズを考えると

なかなか難しい様子は見て取れた。



しばらく様子を伺っていたんだけど

その後の進展がないようだったので

そこで初めてお話させていただくと

その場でぼくに決まった。



ツイートを拝見する限り

東京にお住まいかなとは思ったんだけど

それもはっきりしないまま

決まってしまったので

ちょっと

どきどきしたんだ、じつは。


だって

東京つったって、広うござんす

神奈川との境目かもしれないし

千葉との境目かもしれないし

埼玉との境目かもしれないし

山梨との境目かもしれない。


そしたら

引き取り場所を聞いたところ

なんと

我が家からほど近く

車で30分かからない。


以前住んでいた家からだったら

ものの10分の距離だ。


しかも父方の本家の墓のある

お寺のすぐ近くだし

土地勘もあった。



なんという、ご縁。



そんなわけで

ありがたく

引き取らせていただきました。



P4110325.jpg
" Ashford Traditional " というモデル。


糸紡ぎ機では

世界一の使用率だという。


ぜんぜん知らなかった。



P4110326.jpg
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足踏み板とロッドをつなぐ皮が

経年劣化で、破断していた。


なので現状では動かない。


どんな皮だったんだろう

元の寸法はどのくらいだったんだろう

想像するだけで、ご馳走です。



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P4110329.jpg
ベアリングを使用しているということ。


ていうことは

分解できればして

洗浄して

グリスを再塗布かな。


グリスの粘度はどれくらいなんだろう。


これも、ご馳走だな。



P4110330.jpg
ヒートンは錆びている。


磨き倒すか

新品と交換か

どっちだろう?


まずは磨いてみようか?


なんて楽しみな経年変化。



P4110336.jpg
けっこう細かいピッチのスプリング。


テンションが微妙なんだな、きっと。


ばねレートはこのままで大丈夫なのかな

とか、これも大ご馳走です。



ていうことで

大好物満載の糸紡ぎ機

これからじっくりと観察して

少しずつレストアして

蘇ってもらおうと思います。



そのレストア状況もまた

アップしてゆきたいと思います。



ああ、うれしい時間が、始まる。



譲ってくださった方


P4110333.jpg
ありがとうございました。


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