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フォード・ファルコンと、イタリアン。 [超夢]



相変わらず

超リアルな

夢の日々。



どこかのコインパーキングから

車を出すのだけど

バックでしか出せない位置関係。


バックは苦手ではないけど

初めての場所だから慎重に。



その時となりの敷地から(私道?)

古い1964年製とおぼしき

極上のFORD FALCONが

けっこう乱暴な運転で出て来たので

ぼくはその場で停止する。



その運転手はぼくの車に目もくれず

一気に右折しようとしたその時

コン、とその車のテールが当たる音がした。



をいをい。



すると電光石火でドアが開き

リーゼントにサングラス

白いスーツに黒いシャツ

赤のネクタイなお兄さま。


そしてお連れさまとおぼしき

弟さまお二人。



やれやれ。



おいてめー

わかってんだろーな

おめーがぶつけたんだぜ

な、おめーが。



いや、私はあなたが出てくるのを見たので

停止しています

タイヤの跡を見れば分かりますよね。

(どっちもタイヤはドロドロ、夢って便利)



いやいやいやいや

そーじゃねーだろー

おめーがばっくしてきて

おれのくるまにぶつけたんじゃねーか

といってスマホを取り出して

警察に電話をする。



あー、いまじこっちゃってー

はい、ぶつけられました

はい、けがはないんですが

なにしろやられちゃいまして。



こらこら。



また電話をしている。


今度は知り合いの保険屋らしい。



電話を切って弟さまらに

「うまくいきゃ一億だってよ」と。



まんまみーあ。



そうだ、こちらからも

警察に電話を入れておかなきゃ

えーと何番だっけ

911だっけ?

あ、これはポルシェか

じゃ、119?

は消防署だっけ?

111?999?

・・・110?

あ、そうだ「ひゃくとーばん」だ

スマホでかけたことないけど

できるのかな

03いるのかな

ま、いいや、やってみよう・・・



繋がった。



事故を伝えたのはいいが

所番地が分からない。



コインパーキングの隣が

イタリアンレストランだったので

入り口で住所を尋ねると

ショップカードを手渡してくれた。



あとは警察が着くのを待つのみ。



やがて自転車の警官が二人

やや遅れてパトカーが一台到着した。



待ってましたとばかり

おにーさまがすっ飛んで行き

あーだこーだと状況を説明するが

もう一組のパトカー組は

ぼくから状況説明を聞くことに。



おにーさまがあまりに大声でうるさいので

じゃレストランでお訊きしましょう

ということになった。
(なんて粋な計らいなんだ)



店内に入ると

なんともたまらんいい匂いが。



五六七なので

二階はクローズしてますから

そこをどうぞ使ってくださいと

レストラン側からのうれしい提示。



二階へ上がると

暖かい空気とともに

幸せな香りがこれでもかと

ぼくの鼻腔をくすぐる。



パーティーが出来る広さのところに

一角をちょこんとお借りして

いよいよ状況を説明する。



なにしろ

安全運転の見本のような運転をしていたので

一部始終それを説明する。



ちょうど窓から下を覗くと

その隣接するコインパーキング

そして例の車が走ってきた道路が

すべて見通せるので

時折窓に行っては説明する。



オーバーハングといって

自動車の後輪よりさらに後ろの

車体の部分が長ければ長いほど

曲がる時に後端に気を付けなければならない。


FORD FALCONは

オーバーハングが長いので
(一言で言うと、お尻が長い)

それが原因で

彼がぼくの車をヒットしたのだと思うと伝えると

再度窓際へ行き

ぼくらのタイアの跡を

目でトレースしながら頷いていた。



説明を終え

いったん外の現場で再度確認をする。



あい変わらず

おにーさまが大声で捲し立てている。



元気だなぁ

その元気をもっと

愛と平和に有効活用すれば

あっという間に世界は・・・


いや、今はそういう時じゃない

説明しなきゃ。



レストランで話した内容を

もう一度、今度は

もう一組の警官たちに話すと

すーっと話が通って行くのが分かる。



そして、相手の車のぶつかったポイント

ぼくの車の擦り傷を検証したところ

完全にぼくの言った通りだった。



それでもまだ

おにーさまは非を認めないので

じつはぼくは一時期イタリアで

車のデザイン会社で働いていたこと

車には精通していることを伝えると

一気に空気が変わった。



一瞬の静寂の後

おにーさまの顔が

別人のように柔和になっていた。



車好きなんだ、おにーさま。



やがて、彼の方から

もうこれで

すべてなかったことにしましょう

と提案してきたので

もちろん了承した。



実際お互いの車は

かすり傷程度で凹みもなく

コンパウンドで磨けば元どおりになるし
(よく一億円なんて言うよな、保険屋さん 笑)

出来事は一気に解決した。



もしよかったら車の話を聞かせてください

と彼の方から切り出してきたので

じゃ、お互い割り勘で

ということで

イタリアンレストランで

ご飯を食べることになった。



さて、なにを食べようか♪



目が覚めた。


unnamed.jpg
FORD FALCON 1964



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