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コンサート会場にて。 [超夢]



日々、ますます

すごくなってる、超夢。



では、行きます。



どこかのコンサート会場だけど

取り立てて

特別な舞台装置があるわけではないし

客席も、観客というよりも

関係者たちのようで

あちこちで

大きな話し声も聞こえてるから

まだこれは練習風景なのかな。



スティーヴィー・ワンダーと

ハービー・ハンコックが

二人で連弾しながら

作曲をしていた。



かなりパッセージの早い曲で

ハンコックが旋律を作り

それをその場で

スティーヴィーがコピーして

即座にあれこれと

コード展開を探っている。



なんて耳がいいんだ。



やがてハンコック

煮詰まったのか

その先の音が出ない。



するとスティーヴィーは退屈そうに

iPadを取り出し

音楽系の落ちゲーをやり始める。



え”?


目が見えないのに?



たしかに視線はいつものように

上向き加減だから見えてないはずだ。



そうか、落ちてくる音とテンポで

即座に反応してるんだ、すごい。



しばらくそれを見続けていると

客席に座るぼくの隣に

大柄な白い上下の男性が

すっ、と、座ってきた。



あまりに静かに

でもその身振りの早さと

風圧というかオーラというか

驚いて振り向いてみると

なんと

エルヴィス・プレスリーだった。



片方の唇をちょっと持ち上げる

彼独特の茶目っ気のある笑みと共に

ぼくにウインクをしてきた。



どき、どきっ。


なんて澄んだ目をしてるんだ。



エルヴィスが来たのを見つけたハンコック

すぐにスティーヴィーに知らせると

二人してこちらへ歩いてきて

ぼくの前の席へ座り
(ちょうど空いていた)

上半身をひねって

こちらを向く。



プレスリーと彼らは久しぶりのようで

ハグをして、旧交を暖める。



なんだか、すごい光景だ。



そのうちハンコックが

「そういえば、加藤っていう人、来てるのかな
 会えって言われてるんだけど」



はい、はい、ぼくですっ



あ、でもぼくが加藤だって

何かで証明しなきゃならないかな

えーと、国民健康保険証だと

あれは日本語表記だし

免許証はどうだったっけ

いや、あれも日本語表記か。



えーと、えーと

クレジットカードなら?



えーと、クレジット、クレジット・・・


あ、財布、・・・ない?


あれ、これ、いつもと違うバッグだ[あせあせ(飛び散る汗)]



うわ?、証明できないよぅ。



目が覚めた。



目が覚めても

しばらくのあいだ

興奮が冷めなかった。



続きが、見たいなぁ。



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