母の、クッキー。
なんと
このぼくが
いよいよ、とうとう
ぱ、ぱぱ、パティシエに!?
ぼくは基本的に
甘いものは食生活に
ほぼ必要ない人間なんだけど
例の料理本
「家庭で作るケーキ300種」を見ていたら
子どものころに
母といっしょに作った
クッキーを再現してみたくなった。
とはいえ
料理はいろいろやってるけど
そういえば菓子っていうものは
ブラウニーくらいしか作ったことがない。
菓子作り初心者が
60ん年昔の味に挑戦は
ハードル、けっこう、高い。
すでに熟練してる子リスたちから
アドバイスを受けながら
GO!
バターと小麦を合わせるところから。
延しは、プロ級 ♪
型で抜いて。
母と作ってた時は
この花柄とか、丸とか、楕円とか
何種類かあった気が。
うんうん、母といっしょに塗ったな。
レーズン、いっしょに乗せたな。
できた!
試食。
おいしい。
おいしいし
方向は合ってる。
けど、ん~・・・けっこう堅い。
ポキッ、ていうかんじ。
レシピを読んだ子リスたち曰く
「今の感覚からすると
ベーキングパウダーが少ないかも?」
というアドバイスを基に
2回目のトライ。
試食。
さすが、ベーキングパウダー。
ふっくら、さっくりと焼きあがった。
でも、なんか
風味が、まだ記憶と違う。
トライ、3回目。
さらに検討を重ね
生地に混ぜ込む卵を全卵にし
(卵黄だけ使うのは贅沢、と
母が思ったかもしれない、と推測し)
ベーキングパウダーをもう少し+α。
今回は末子リスが
ぼくが分量を計り間違えないか、など
踊りながらチェックしてくれ
心強いし、有難い。
おかげで四つ出しもうまく行き
焼けた。
試食。
おいしいし、より、近い。
近いが、なんかまだ、違う。
そうだ。
ヴァニラエッセンスかも。
今我が家が使っているのと
60ん年前は、ちがったはずだ。
ぼくの記憶だと
赤いキャップの小さな茶色の小瓶だ。
買ってきた。
抜き型も、昔のよりやや大きいのか
レーズン一個だとちょっと物足りないので
3個にしてみた。
おこりんぼさん。
おとぼけさん。
ふんわかさん。
焼けた。
試食。
想い出の味、出現。
なつかしい。
ほぼ、昔の味が再現できた。
だれが言い始めるでもなく
「この焼き立てを、地球にプレゼントしよう」
ということに。
いつも土に埋めるのは
生ゴミだから、ね。
すぐさま、次女子リス
裏庭で土を掘り始め
お供え。
地球、喜んでくれただろうか。
来年は、きっと
ここからクッキーの木が生えてくるんだね ♪
母よ、元気ですか??
2023-10-30 18:23
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