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大晦日でもないのに、大掃除、の巻。 [卒業]



このところ、


ぼくの妻(去年8月24日にこの世を卒業した彼女)の


「ブツ」


をいろいろと整理していた。(遺品とはいわないよ)




ずっと


「やらなきゃなぁ」


と思っていたのだけど、


なにしろ、あふれるほどのブツなのだ。


といっても高価なものじゃまったく、ない。


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君を、想おう。 [卒業]


女将が卒業してから、


もしかしたら彼女のことだから、


なにか向こう側から


「サイン」


でも送ってくれるかなと思ったけど、


今のところ、それはない。



でもね、


そのかわり、


いいことを発見したんだ。

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卒業、の、意味。 [卒業]


女将の卒業から、2週間が経った。


最初の一週間はあっという間だったけど、


ここへきて、時間の流れが少しゆっくりになってきた。



ゆっくりになると、考える時間ができる。


てゆーことは、女将との時間を思い出しちゃったりする。


思い出しちゃうと、つい、


眼からの漏水が始まることだって、ある。


そーゆーときは、放出しちゃってる。




ところで、

ぼくがいわゆる葬式をやらなかったことについて、

不思議に思ったり、奇異に感じられた方々がいらっしゃったかもしれない。




きっと、このことはいつか話さなければならないと思っていたので、

この場で、つらつらと書いてみようと思う。


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一週間が通り過ぎて。 [卒業]

ずいぶんと落ちついてきた。



この1年と10ヶ月、

ぼくは、

女将が入院したときは毎日欠かさず見舞・看病に行き(皆勤だよ)、

女将が上昇気流に乗れたときは、黒森庵を営業してきた。



3.11以後は、女将は高度が乱高下しながら、

徐々に高度を下げだし、病院もしくは自宅治療をくり返すようになった。



それでも、女将が半身不自由ながらも、

精いっぱい元気に生活する様を一緒に味わえるのは、

なににも代え難い、ぼくら家族の喜びだった。



一方、この病気特有の、

なにが起きるか分らない、というある種の緊張が、

常に我が家にあったことは、間違いない。


だから、心身ともに、

ぼくら家族は、

かなり消耗していたことも、間違いない。



女将の卒業式を無事終え、


一週間を過ぎ(仏式でいうと初七日でしょうか)、


それぞれ自分たちで現実を直視できるようになり、


普段の生活にソフト・ランディング、


そういう余裕がでてきたのかな。



じゃ、今日は、


ぼくたち流に、一週間が過ぎたことを祝おう。


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女将の卒業から早、一週間が経った。 [卒業]


早いなぁ、


もう1週間が経ってしまった。



お正月が過ぎて、

あっというまに成人式がきて、

あっというまに節分・・・

雛祭りに、こどもの日・・・

梅雨がきて、七夕・・・

きっとそういう風に、

女将のいない日々というのは過ぎ行き、

ぼくらの気持ちも整理されてゆくんだろう・・・


そうかな?


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女将、卒業証書、授与。 [卒業]


女将の最後のセレモニーが、昨日あった。



火葬。



この地球の上には、

様々な葬送のやり方があるようだ。



ぼくはどうもこの、火葬というのになじまない。

理由はいくつかあるけど、

一番の問題は、

そうとうな火力を必要とするから、

それがぼくの「自然感」から遠いからだと思う。



でも、ここは日本。

火葬が義務づけられているから、

最愛の人といえども、法律は守らなければならない。



おし。

じゃ、

最後の最後のところまで、

ぼくら流で、いこう。


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女将の、卒業式。 [卒業]


いやぁ、泣いた、泣いた。


ぼくも、子どもたちも、


おんおん、泣いた。



泣いてすっきりしたぞ。



すっきりしたから、

ちょっと冷静になってみよう。


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女将、穏やかに、卒業しました。 [卒業]

本日、朝方、


女将はこの世の中を卒業しました。




最後はとても穏やかに、


まったく苦しむことなく、


家族全員に囲まれる中、


無事に、卒業することができました。




みなさん、いつも応援してくださってありがとうございました。



なお、ぼくたちは特別な宗教を持っていないので、


儀式的なことはなにもしません。


ですので、お通夜とか、告別式とか、


そういうこともなにもしないつもりです。



もしお気持ちがあれば、


そこ、その場でちょっとだけ、


女将の来生での幸せを祈っていただけると、


きっと喜んでくれると思います。



いいなぁ、女将、


放射能の心配をしなくていいなんて。



ぼくたちを、見守っていてください。


ぼくの、ぼくたち家族の女神、眞弓。



ありがとう。



楽しかった。



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