かわいいじじいには、旅をさせろ。(多治見篇)
思えば
妻がこの世を卒業してからというもの、
やはり
「親として」頑張らねばという気持ちが
どこかに常にあったなぁ。
でもそれも、
末娘も成人したあたりからか、
少しずつ気持ちがゆったりしてきたようだ。
会いたい、と思う人たちがいる。
行きたい、と思う場所がある。
そう、
一人旅でもしてみるか。
思い立ったが吉日というではないか。
GO!
多治見。
ここには学生時代からの親友がいる。
柴田一佐衛門、陶芸作家。
ふらりと立ち寄ったら歓待してくれた。
37℃という、今年一番の暑さの中、
還暦+3の爺二人、しばし散歩をする。
彼はここ多治見で生まれ育ち、
街には最盛期には煙突が20本以上立っていて、
火力強く焼いているときは
炎の柱が立ち上っていたという。
その煙突、今では数本を残すのみという。
工房に戻ると、
奥様がお茶とお菓子でもてなしてくださる。
ほっと一息。
ほんとに今日は、暑い。
積もり積もった話しを何時間も話すなんて、
ほんとに久しぶりだ。
あっというまに夕方に。
一緒に食事でもしようということになり、
鰻丼。
そして、ぷははもちろん。
上品なお店で、量的にも上品だったので、
もう一軒行こうということになり、
もりそば。
むろん、日本酒を、くい、と。
たのしかった、おいしかった。
また来ます、柴田くん。
2016-08-11 20:30
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