女将、再入院しました。
このところ、左半身の動き、
とくに足の動きが悪くなっていた、女将。
まったく自分で歩けなくなったのが数日前。
そして微熱も出てくるようになった。
これは、いかん。
主治医に電話をしたところ、
翌朝、緊急に診察を受けることになった。
朝、起きてみると女将はまだ眠っている。
その間に、計測、計測。
屋内 0.11μSv/h
玄関前地表より1m 0.12μSv/h
まぁ、最近はこのような感じで推移している。
とりたてて高いわけでもないが、
喜んでいいほどに低いわけでもないのかな。
安全、安心なのかというと、
たぶん、それはわからない。
原発事故は終わったわけではなく、
今も大量の放射性物質を排出している。
三ヶ月間、排出し続けている人類初めての大事故が現在進行形、
この事実だけは確かなのだ。
そういえば、こんな情報があった。
「江東区、汚泥処理施設近くのグラウンドの土からセシウム23万ベクレル/㎡。「江東こども守る会」が記者会見。5月25日に採取した土壌サンプル 」
それから、ツイッターでだれかがつぶやいておられた。
「荻窪の校庭から放射線管理区域並の土壌汚染が検出される」
ぜひとも一度、東京都でオフィシャルに計測していただきたいなぁ。
あ、病院に行かなくちゃ。
「女将、病院へ行く時間だよ」
「ん〜、んん〜」(眠いということです)
眠そうだけど、ここは心を鬼にして。
まったく歩けないから、
お姫様抱っこをして自動車に乗せ、
GO!
今日の最初で最後の山場。
採血中。
この結果次第で、次の打つ手が決まる。
緊急の診察だから、だいぶ待つ。(三女、心配そうだ)
微熱もあり、体力も落ちていたから、
外来用のベッドで横たわらせていただく。
計測(あ、女将を、じゃなくて空気を、ね)。
低いんだよなぁ、病院って。
病院に限らず、都内の大きなビルなどは低いことが多い。
エアフィルターの質が高いのか、
あるいはコンクリート・壁材などの遮蔽率が高いのか。
やがて先生が来られ、
「予測していた以上に白血球の減少が見られます」
「・・・」
「かなりの低さです」
「・・・」
「このままはよくありませんので、ご入院なさって治療をされるのがよいかと」
OK、GO!
家を出る時から、そういう予感があった。
もとい、ここ数日、
そう感じていた。
だから、先生の言葉は得心がゆく。
入院しました。(さっそくの昼ご飯。けんちんうどん、です)
女将の左手としての、ぼく♥
食後、女将は緊張が解けたのか、睡魔に襲われる。
ぼくらはいったん自宅に戻って、
入院のための寝間着、下着、スリッパ、歯ブラシ、コップ、箸、・・・揃える。
合間をぬって、計測する。0.14μSv/h。ちょっと高め。
室内、0.11μSv/h。
やだな、雑巾がけ、もう効果減衰?
空気清浄機を強に。
0.09μSv/h 下がるんだな、これが。
三女が早めの夕ご飯を作ってくれた。
なんと珍しい、南瓜の冷製パスタ。
糠漬け。
納豆(北海道産大豆使用)。
蕪の葉っぱの味噌汁。
いっただっき、ま〜す。
冷たい、南瓜の、スパイスが効いたパスタ、
初めて食べるぞ、これ。
女将に食べさせたいな。
新香もとびきりだ。
三女は店を休止している今も糠床をしっかり管理して、
もしかしたら今、絶好調なのではないか。
ああ、おいしい、
ぱくぱく、
ごちそうさまでした。
さ、すぐに病院へ行かねば。
女将、昼間とはうってかわって、元気。
猫をいじくるかのように。
たった数時間なのに、ずいぶん良くなっていた。
望外の喜び。
あ、もう8時、面会時間終了だ。
んじゃ、また、明日。
よかった。
このまま良くなって欲しい。
女将曰く
「この絵を見られただけでも、入院したかいがあった」
どこまでも明るい、女将です。
2011-06-11 19:31
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