6月9日の女将の介護認定書と、おいしいものたち。
昨日、女将は急に歩けなくなった。
数日前から、ちょっとずつ困難さが増す感じはあったが、
昨日はとくに左半身の動きが悪かった。
歩けなくなって、トイレにも行けなくなった。
ついでにちょっと、微熱も出てしまった。
大好きな食事も、
ダイニングで食べられず、
寝床で食べた。
なかなか、難病と付き合うってのは難しいものだが、
我が家は、
それでもいつものように、
日々をおいしく楽しく生きていますよ。
熱があろうが、立てなかろうが、
これだけは、やっておこう。
【06/09/05:10 室内】0.08μSv/h安定(TERRA MKS-05) 0.2~0.4CPS(miniTRACER β)
【06/09/05:10 玄関前地表1m】0.11μSv/h(TERRA MKS-05)0.6CPS(miniTRACE β)
さて、一日遡って、
昨日の夕ご飯は、
ちょっと思い出深い料理だった。
これを使ってですな、
ピーマンとね、
青椒肉絲。
もしかしたら、
ぼくが中華料理で一番好きな食べ物かもしれない。
野菜嫌いだったぼくが、
一発で陥落したのは、
この料理だった。
大昔、六本木のテレビ朝日通りに、
叙楽園という中華料理店があった(と記憶している・・・ような)。
たぶん、間違いないと思うのだけど、
かなり広い中庭もあって、
夏は戸外で食事もできた・・・ような。
蛍もいた、・・・ような。
そこで初めて、小学生の頃に青椒肉絲(青椒牛肉絲)を食べた。
ほんとうに、おいしかった。
そのときの味が、今でも脳裏にあり、
それはすぐにでも取り出せそうなほど、
今でも新鮮だ。
年に何回かくらいだったけど、
両親、親戚などと食べに行った。
父はすごく多忙な人間で、
なかなか夕食を一緒にできなかったから、
一緒に食事が出来るのはなによりもうれしかったし、
だから、青椒肉絲は特別な料理だった。
今日の料理は長女が作ったが(今日は豚)、
なかなかのものだった。
すごくおいしかった、
ごちそうさまでした。
さて日付は戻って、6月9日。
今日も女将は、立てない。
ちょっと心配ではあるけど、
少し様子をみよう。
歩けないけど、それ以外はいつもの女将だ。
「朝ごはんは、和がいい? 洋?」
「そうだな、なんか、サンドイッチみたいな」
おし!
こんなんなって、
こんなんなって、
こんなんなって、
ホット・サンドイッチだい。
ラヴラヴ・ブレックファーストだい。
ぼくは、これだけじゃちょっと物足りなかったので、
ちょっとしてから、もう一回。
こんなのとか、ね、
こんなのとか、で、
自家製松前漬けを乗せて、ね、
海苔と、赤胡椒と、煎茶で、ね。
さらさら、さらさら、
ごちそうさまでした。
午後。
家の裏の、製粉作業場、
このところずっと女将の介護などで手一杯だったので、
もし放射性物質でも溜まっていたらいやだな。
掃除しました。(このあと、水で徹底的に洗浄しました)
でもね、ほら。
吹き溜りは、きっと高い数値かと思ったら、
ピクリともしません。
つまり。
やはり「雨」がくせものなのだな、きっと。
この作業場はコンクリート打ちっぱなしなんだけど、
簡易の「屋根」が付いているから、
雨が当たらなかった。
だから落ち葉とかゴミがたまっていても、
まったく反応がなかったのだ、たぶん。
心配は杞憂だった、よかった。
夕方、女将はまた少し熱が出た。
さすがに心配になって、主治医に電話。
安全をみて、明日、外来で診察を受けることになった。
「とうちゃん、かあちゃん、ごはんだよ」
今日の夕ご飯は、次女が作ったカレーライス。
しっかり食べて、
お茶を飲んで、
おや、
ソファベッドで、すやすやと眠っている。
ちょっといつもより沈没するのが早い。
やっぱりちょっと疲れているのかな。
ま、明日、診察をしてもらうことになったから、
今日はゆっくり休んでもらおう。
長女がなにやら。(左手に注目)
「自力で精米してみよう」
というサイトを見て、フランス語の勉強をしながら、
米を搗いていたのですな、しるゔぷれ。
おフランス流?
杉並区から、女将の介護保険認定書がきた。
要介護4!
一気に96歳のぼくの母の介護度を追い越してしまった。
チェルノブイリを超したというところか。
自分の妻ながら、よく頑張っている。
女将がへこたれないから、
家の空気が沈まない。
早く良くなって、またパンを焼いてくれよぅ。
三女が、猛追してきたぞ、女将。
2011-06-09 22:55
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