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ドールハウス、な夢。 [超夢]



ついにAbc(あ、cじゃなくてeだったかな)さんが夢に。


ゴルフの帰りにうちへ寄ってくという。



ぼくの友だちの誰かが彼と懇意で

ぼくの話しをAbcさんにしたら

興味を持ったから今晩寄ると言ってた、と。



え〜そんなの困るよ

なんの用意もしてないし。




ピンポン。



もう、だいぶ飲んでおられるようで顔が赤い。

すごくごきげん。


「あぁ、どうもどうも、初めまして。お待たせしちゃいました、えー、これ、ゴルフの賞品なんですけど、あまりに良く出来てるので、二つもらってきたから、ひとつ、どうぞ」

といって手渡されたのは1/12のドールハウス。



「いや、これ、ほんとにすごいんです」

というAbcさんの声が

見た途端、一瞬で遠くなる。



すでにぼくの興味はドールハウスに集中していた。



キッチンのシンクが、なぜか濡れている。

まさかと思って

その芥子粒のような栓をひねると

蛇口から水が出てきた。


左の栓をひねればお湯が出てきたのだろうか。



それを見ていたAbcさん

「すごいでしょ、そうなんです、ぜんぶ、実際に動くんです」

という。



ぜんぶ?

なにもかも?



この、電気髭剃り(シェーバー)も?

プラグはベークライトの削り出しで

わざわざ古さを出している。


壁にはお揃いのコンセントが。



挿してみる。

お、フリクションもちゃんとあって

しっかり刺さって抜けない。

すごい。



髪の毛を少し太くしたくらいの

トグルスイッチを見つけ

「ON」の方に倒してみると

やはりこれもリアルなフリクションで

カチッとスイッチが入り

「フィーン」という高周波の音とともに動き出した。



それ、ほんとうに剃れるんです、とAbcさん。



恐る恐る、やってみる。

シュリッ。

剃れた。



ガスオーブン・レンジもちゃんと着火し

小さな小さなレバーで火の調節もできる。



キッチンの吊り戸棚の扉を片っ端から開けてみると

それもちゃんとフリクションがあり

扉がしまる直前にやや硬くなり

さらに押すと「パタっ」と閉まる。



そこには整然と

皿、ボウル、カップ、鍋釜、カトラリーの類い

すべて

大中小で揃っていた。



どの食器も

厚みは厚すぎるということなく

包丁は研がれているし

それはナイフも同様だ。



電灯もロータリー式の陶器のスイッチを捻ると

パッと光った。



目に優しい光なので光源を覗いてみると

なんと、白熱球だ。


ひとつひとつ

真空の白熱球を作っているのだ。



部屋の窓は二重窓で、開閉自在だし

ドアもノブをひねると緻密に開閉する。


その精度は

超高級クラフト腕時計以上じゃないだろうか。



すべてが完璧な1/12の世界なんだ。



すごい世界を垣間見た。



Abcさんにお礼を言おうとすると

すでに彼は帰ったあとだった。



ぼくはドールハウスを目にして

早2時間が過ぎていたのだ。



その間、ぼくはもしかしたら

1/12になっていたのかもしれない。



お礼を・・・と思ったが

さすがになにも思い付くものがない。



有り難く頂戴することにした。


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相変わらず、ぼくは

毎日このような「超夢」を

見続けている。


なんで、こんな、濃い

リアルな夢を見るのか

まったく理由が見当たらない。



ちゃんと眠りたいなと

思うことも確かにある。



ま、流れに身を任せるしかない。


見ないようにはできないし


おもしろいから、よし。


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