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和平の、カレー? [超夢]



またどこかの国で

戦争が始まっているようだけど。



ついさっき見た、超夢です。



・・・・・・・・・・・・・・・

今回の戦争の終結方法は

一風変わっていた。



それは、一昔前に大流行した

「料理の鉄人」のように

両国の一番偉い人が自ら料理をして

それを両国民に食べてもらって

そのどちらがおいしいかで

勝敗を決めるというものだった。



お題はなんと

どちらの国でも馴染みがないであろう

「カレー」だ。



調理過程はすべてLIVE配信され

やらせは一切なし。



Pーのチンさんは冷静沈着

彼は万能選手そうだし(たぶん?)

柔道黒帯だから

きっと日本のカレーも知ってるに違いない。



一方、Zのレンスキーさんは

元コメディアン出身だそうだから

下積みもあったんじゃないだろうか

その頃は自炊もしていたんじゃないだろうか

などと勝手な推理をしながら配信動画を見る。



場所は・・・、スタジオなどではなく

高い天井、高い窓、石造り

それに時々映り込むシャンデリア

どこかの宮殿の一室のようだ。



解説者?と思しきナレーションは

室内がすべて大理石でエコーが激しく

聞きづらいけどどっちみちまったく分からん。



やがて料理が完成。



そのレシピを取っていた調理人たちが

すかさず大量の調理に着手。



なるほど

たくさんの人々が味見をできるように

それでこういうシステムになってるんだな。



不正が行われないように

レシピはすべてネットで配信され

その通りに料理人たちが配合しているか

調理してるかなど、全世界の人々が監視できる。



最後に第三国の味見の代表が数名現れ

両大統領が作ったカレーと

調理人が作ったカレーが

同等の味なことを確認する。



OKが出た。



スタンバイしていた

第三国が無作為で選出した

両国民たちが呼ばれいよいよ試食。



どちらがどちらの大統領が作ったカレーかは

まったく分からないようになっている。



部屋へ案内されるなり

どちらの国民もみな

カレーが発する香りに頬が緩む。



恐る恐る、初めてのカレーを口にしてみる。


「お、案外、いける」


「え、なにこれ、おいしい」



あちこちから喜びの声が上がりだす。



中には一皿食べ終えて

おかわりの人も続出しだした。



一気に会場は喜びと笑顔と

カレーの香りいっぱいに包まれた。



メディアの記者と思われる人が

人々に感想を聞いて回る。



「いかがですか? どちらがおいしいですか?」


「どちらも、こちらも、ないよ。

 そんなの、どっちもおいしいさ

 決められっこないよ、わっはっは」



これが、みんなの総意だったようだ。



結局、この試合はドローとなり

和平は成立した。



目が覚めた。



どっちも、おいしそうだった、まじ。



食べたかったなぁ。


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