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ミクレレ。



ということで
(どういうことで?)

楽器、急だけど

あるところからターボがかかり

あれよあれよと言う間に

一気に完成した。



基本は、Ukulele(ウクレレ)なんだけど

名前は、Mekulele(ミクレレ)にした。



なんでかっていうと

この楽器は

人に聴かせるためじゃなく

自分専用だから。



ぼくは寝床へ入って

眠りに落ちる前に

自分に向かって

子守唄のように

ウクレレを弾く。



毎回気になっていたのは

サウンドホールが

ぼくに向いてなくて

天井に向いていることだった。



ちょっと無理な姿勢だけど

自分にサウンドホールを向けて弾くと

なんとも繊細な音がする。

(演奏が、ではないですよ、
 音質が、ということですからね)



自分が気持ちよくなるために

自分のために弾いてるのに

音は天井に向かってるなんて

なんてもったいない。



そうこうしているうち

超夢にこの楽器が現れた。



夢から覚めてすぐ

忘れないようにと

殴り描きだけど


P2230518.jpg
図面を描いておいた。



それが、この楽器となった。



P3020750.jpg
ほぼほぼ、夢が、現実に。



P3020763.jpg
表板にはサウンドホールはなく


P3020753.jpg
側板にある。


弾くとちょうど左右の耳に

ほぼ同量で音が届く。



P3020755.jpg
全体のフォルムは、猫っぽく。



P3020766.jpg
ネックは頭からお尻まで貫通している。
(スルーネック、とも)



P3020768.jpg
弦はこのように留める。


ブリッジと表板は共締めなので

弦のテンションで

ブリッジの接着が剥がれる

ということがない。



表板の響きの邪魔しないように


P3020769.jpg
ネック部は強度と相談しながら削った。



日本語だと

「ウクレレ」って発音するけど

英語圏の人たちは

「ユゥクリィリィ」て発音するよね。



あなたたちのために弾く楽器が

You•kuleleならば

ぼくのために弾くのなら

「ミィクリィリィ=Me•kulele」にしよう。


日本語的発音だったら、ミクレレ、かな。



名前はともかく

なんとか完成した。



フレットは音痴ではなかった。


新しい方式の弦の張り方も大丈夫。


ちゃんと音も出る。


音は、想像以上に気持ちの良い音だ。


なにしろ弾いていて

音が自分に向かって

飛んできてくれる。


まさに「モニター」しながら

弾いてる感じ。


細かい音まで聞こえてくる

たとえば、弦と指の擦れる音

ネックを指がタップする音など

普通のサウンドホールが表板にある

ウクレレとは違う繊細な音が聞こえる。


なんで今までなかったんだろう、と

不思議なくらい。



そんなわけで

さて、と

では。



これから細かいチューニングに入ります。



P3020747.jpg
楽しみだなぁ


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