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ミニミニ・ロケット・ストーヴ? [ロケット・ストーヴ]

こんにちは、日用作家です。



アルコールストーヴに並行して

試作を続けているのは

牛乳パックストーヴ。


これがまた、興味深い。

でも、なんで

こんなに惹かれるのか

まるで自分で分かっていない。



ま、いいか。



これもネット動画で見た

「ビール缶ですぐ作れる」

というので作ってみた。




たしかに、すぐにできる。


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ただ、着火しにくい。



そこで


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ストローで空気を送ってみたら

内部の熱が上がりすぎて



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溶けた。



室内でテストは危険なので

新たに作り直し


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室外でテストをする。



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よく燃焼はするが

燃焼時間が短く、沸騰には至らず。



缶の上部を切るのは

燃料(牛乳パック)を詰めるため。



生ジョッキ缶ならば

中身を飲めば


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丸い穴が空くわけで

缶上部を切る必要がない。


切り屑も一切でないし
(これは本当に危険です)



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あっという間に作れた。


でもやはり、着火しにくい。


そして


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沸騰せず。



初心に帰って、もう一度


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最初のを作ってみたけど


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やっぱり、沸かなかったし


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溶けた。



着火はしにくいんだけど

一旦着火してしまうと

一気に燃え上がり、尽きてしまう。


そしてその時の内部の熱量は

かなり高温らしく

溶けて変形する。



もう、これは

アルミ缶では無理かと


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スチール缶に変更。


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良い燃焼で

良いところまで行くんだけど


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沸騰せず。



牛乳パックを


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クシャクシャに揉んで


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ふわふわ状態にして

少しでも


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空気が流れる空間を増やす?


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ことをしてみたものの


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沸騰せず。



下部からの空気の流入を


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より良くして


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燃焼サイクルを無駄なく・・・


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沸騰せず。



次々と試作を繰り返し

燃焼実験をしているうちに

牛乳パック1本分で

概ね7〜8分は燃えることが分かった。



ところがその燃焼時間だと
(着火に時間がかかり本燃焼時間は短い)

どうしても400ccの水が沸騰しない。



動画では完全に沸騰するのに。



でも、沸騰しない現実が

今ここにあるんだから、仕方ない。



そこで

燃料を継ぎ足せる

「ロケットストーヴ」タイプを

試作してみた。


缶はアルミだと弱いと判断して

メインの部分は

トマト缶(スチール缶)にした。



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何回か「寸法合わせ」して


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ちょっと余裕をもって切り取り


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折り曲げ


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差し込んでみる、完璧だ。


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内側は、こんな感じ。


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とりあえず、勘合する(深夜?未明?)


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一眠りして起きて写真を撮る。


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牛乳パックが浮くように。



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着火。



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良い燃焼。


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上部は完全燃焼してるし

下部にも少し「火種」が。


追い焚きなしに

うれしいことに


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8分06秒で、沸騰した。



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追い焚き用の、段ボール。


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9分あたりで、投入。


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良い、燃焼が続く。


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燃料を投入し続け、沸騰し続け


さらに追い焚きをし


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23分20秒間、燃え続けた。



一応成功はしたし

性能も良いことも分かった。



これなら

炊飯もできるだろうし

軽い料理ならできそうだ。



なので、さらに

試作を続けています。



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