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「天」からの、お知らせ? [超夢]



「自宅」なんだけれども


「現実」の自宅ではなく


「超夢」の自宅での話しです。




自宅のとなりが蕎麦屋だったり

現実の家と似てたりするけど

いろいろちょっとずつ

微妙に違う。

(何軒か「よく出てくる家」があり
 この家はその一つです)



その日がいつもと

ちょっと違ったのは

家、そのものではなく

家の外が、ざわざわしている。



黒森庵の開店前のような

すでにお客様が並んでる

そんなかんじか。



なんだろう、と

玄関のドアに手をやろうとすると

向こうに人の気配?



でも道路に面した門扉は

鍵がかかってたはずだから

玄関まで入れないはずだから。



明らかに、侵入?



ちょっと心配だけど

ドア開けなくちゃ外見えないし。



そのまま開けようとすると

なんと、外からドアを開けるではないか。



わずかに開いたドア越しに相手を見ると

ぼくと同年代くらいの白髪の男性。
(つまりアラ70)



背はぼくよりわずかに高く
(ぼくの目線がやや上目遣いだったから)

胸板はやや厚くしっかりした印象。



身体を動かす職業だ、きっと。



ぼくの友達には

古武術の研究家とか

木工作家、炭焼きの達人など

身体を使い続けて

齢を重ねる人たちがいる

そういう人たちの身体付きだった。



わずかに開いたドア越しに


「はい、なにかご用事でしょうか?」


と問うと


「ここ、蕎麦屋だよね、やってないの?」


と、なにか居丈高な口調。


「はい、現在は休業中なんです」


「ふーん、そうなんだ、やっぱり。
 なんかそうだとは聞いたけど
 で、いつまたやるの? やるんでしょ?」



なんかストレートていうか

もうちょっと話し方があるだろうに

と思わなくもないが

ここで喧嘩も大人気ない。



赤いリードに繋がれた

真っ黒なバセットハウンド(?)が

すでに鼻をドアの隙間に突っ込んでて

閉める事ができない。



ぼくのジーパンをクンクン嗅ぎ

試しに、と下ろしたぼくの手を

うれしそうに舐めてくれている。



この犬の状態なら

悪い飼い主ではなさそうだ。



「えぇ、またいつか再開したいとは思うんですが
 なにせ五 六 7が落ち着かないと
 蕎麦を打つ気にならなくて」


「ま、それは、いいけどさ、今日
 蕎麦屋やろうとしてんじゃないの?

 だって、お店、ドア開いちゃってるし
 人、入っちゃってるし」



え”?



あわてて玄関を飛び出し店を見てみると

たしかにシャッターが開いて

店のドアも開いてて

暖簾こそ出ていないが

中には数名が立ち話をしている。



なんで?



どうなってんだ?



家族も全員自宅にいるし。



ともかく

お店をやろうにも

準備もなにもできていないし

お帰り願うしかないと店内へ入ると

数学者で無類の蕎麦好きで有名な方が

お友達をお連れになっていて

「これが石臼でしてね、これが篩で・・・」

などとぼくの機材で説明をされている。



お友達は全員女性で

真剣に彼の話しに聞き入っている。



まいったな、どうしよ。



その時。



「加藤さんですよね」


ていう声とともに

ポニーテールに結んだ黒髪の

黒縁眼鏡黒トレーナー&ジーンズの

30代と思しき男性がぼくの前に現れた。


「はい、そうですが、なにか?」


「じつは、加藤さんを取材したいと
 ずっと思っておりまして。

 でもお店を休業されたというので
 これは仕方ないなと思っていたんですが
 もしかしたら再開してるかも
 という情報があったので
 とりあえず駄目元で来てみましたら
 お店のシャッターが開いていて 
 扉も開いていたものですから
 こうやってお待ちしていました」



またもや、え”? だ。



「でも、取材といったって
 今現在蕎麦屋をやってるわけじゃないし
 デザインやってるわけでもなければ
 なにしてるわけでもないし
 お話しすることはないと思いますよ」


「それでもいいんです。

 ご自身の
 これまで歩んで来られた
 人生といいますか
 生活といいますか
 そういう諸々に興味がありまして」


「いやいや、そういわれてもほんと
 お話しできるようなことありませんから」



相手もしぶとい。



「あ、申し遅れました
 私じつはジャーナリストでして
 今までに多くの著名な映画監督さんですとか
 俳優さんなど取材をさせていただいて
 本も何冊か出させていただいて・・・」



「映画」ときたかぁ。



最近何度も父が超夢に出てきてるし、なぁ。


叔父の、澤村國太郎さんの超夢も

つい最近見たし、なぁ。


沢村貞子さんは、しばしば心に浮かぶし、なぁ。


元義父の黒澤さんのことも

しばしば心に浮かんできてるところだ。



ん〜・・・。



その時だった。



ポニーテールの顔越しに
視線に入る空が、おかしい。



なにか、起きてる。



失礼と思いながらも

彼との会話をいったん中断し

空を見上げると

それまで快晴で真っ青だった空が

一気に全天が真っ白い雲で覆われ始め・・・

いや、これは雲じゃない、霧のような、なにかだ。



突然そこら中が虹色のドットに輝き出し

やがてそれらは文字的なものになったり

あるいはタロットの絵のようになったり

数字だったり文様・模様だったり

そういう「サイン」のようなものが

全天を覆った。



すごい。



これは子リスたちに観せなくては。



「ちょっと、すみません、さすがにこれは」



とジャーナリストに告げ自宅に戻ると

すでに子リスたちは異変に気付いていて



「おとーさん、すごいね!」



とみんなで写メを撮っていた。



よかった、観られて。



目が覚めた。



「天」からの、お知らせ?



なんなの、これ?



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