黒森庵、１２年ぶり臨時営業への、道程。

突然ですが

黒森庵、臨時営業中です。



といっても手打ち蕎麦ではなく

子リスたちのお菓子を

店頭でお持ち帰りのみでの営業です。


黒森庵が臨時休業に入ったのが

2011年、3.11以後のことでした。



最初は放射能の

食材への影響を考えてのことでした。



そしてその年の８月に

妻がこの世を卒業しました。



女将（妻）は黒森庵にとって

大事な大事な存在だったから

今後どうするか

まだ小学生の子リスもいたし

家族でいろいろ考え

主夫業に明け暮れていたら

あっという間に、数年が経ちました。



2015年には、母が１００歳で

この世を卒業しました。



その後、子リス数匹に

パニック症候群的症状が出ました。



そして五六七。



まだ完全ではないけど

パニック症候群的症状はだいぶ改善され

五六七も落ち着きだし

なにかやろうという意欲が湧きだし

「臨時営業」と成りました。



スイーツを黒森庵で販売しよう

という発案は長女子リスでした。



お母さんが残した「ブラウニー」のレシピ。


１００歳で天寿を全うしたおばあちゃんが

晩年、ほとんど食事をせず

これしか口にしなかった「ブラウニー」。



そこから子リスたちが

様々に試作を重ねて

「ゴールディー」というレシピを完成。



今回はぼくはほぼノータッチで





看板だけ、作りました。








黒森庵店内ではなく

入り口のところで




自転車の荷台にワインの木箱を乗せて





そこにお菓子を並べて売る

というアイディアは

三女子リスが見た「超夢」からでした。



だれにも、どこにも

なんの告知もせずのスタートでしたが



黒森庵初の夜の部営業もして




初日、完売しました。


ありがとうございました。



今日、じつは

三女子リスは夢の中で

お母さんが２回出てきたという。



そして今日は

子リスたちにとっての母

ぼくにとっては妻の誕生日でした。



子リスたちは

おいしいものを

自分たちに伝えてくれた母への

お返しをしたかったようです。



お母さんが大好きだった



ソース焼きそばと



お好み焼きで

お誕生日をお祝いしました。



さて。



スイーツ黒森庵ですが

パニック症候群的症状だった

子リスたちの運営のため

できるだけ

心身のストレスなくやりたいようなので

超スロースタートで

不定期営業とさせていただきます。


営業日も、営業時間も、休業日も

明記しない旨、ご了承ください。



明日以降の営業は・・・

そんなわけで

まだわかりませんが

今後はなるべく

ツイッター・フェイスブックで

当日お知らせしたいと思っています。



どうぞよろしくお願いいたします。