急に決まった、和田峠行き

女将がポツンと、言った。


「私も和田峠に行ってみたいな」



行かないでか。



え〜と、あってるかな。


(あれ？　なんかいつもとちがいますね)


なんと、今日は自動車なのだ。



女将に、もしもなにか異変があると困るので、
だれかもう一人付いてきてくれ、とアナウンスしたら、
志願者が三人も。


渋滞情報を調べたら、なんとなんと、
中央高速で９台の事故。
上り通行止め、下りは見物渋滞、おお、まい。


甲州街道をひた走り、

国立府中で中央高速へ。



この時間だと、頂上のベンチで昼ご飯が食べられるな。


勝手知った陣場街道だ。


「ほっともっと」




和田峠に入る。


おお、やっぱり何人かのローディー（ロード・バイクに乗る人のことですね）。

汗まみれで、涎を垂らし、遠くを見る眼（峠ハイとも）・・・

自分を見ているようだ（壮絶なので、写真はありません）。


がんばれ、と、こころで叫ぶ。



途中で女将に沢を見せたいと思い、途中下車の旅。




ああ、やっぱり、静か（エンジンを切りました）。

音がない。


いや、音はあるのだが、騒がしさがない。


同じ和田峠でも、バス停からしばらくの間と、ここはちがう。


なんなんだ、この静けさは。







空がきれい。




うわぁ、すげー、坂、急〜、

とか、なんとかいっているうちに、頂上。




今日は、こういう記念写真です。


腹が減っては・・・。

では、お弁当を出してと。




女将の高菜弁当。


ぼくの立田揚げ弁当。



腹も満足したところで、散策、散策。




あ、げんのしょうこだ。


お、ざとうむしだ。


きつねのボタン。



女将が、

「あ、三つ葉だ！」


すごい香り！（昨日と、今日が入れ替わっていたらなぁ。食べたい）


自転車で来たときは、なんていっても体力限界だから、
こんなことする余裕はないなぁ。



豊かな植生。


みなそれぞれに。




次女の奇行？


（トンボが飛び回っているので、指に留まるか試しています）



登山。

（女将にあわせて、15段ほど登りました）


では帰ろう。





例の場所ですね。


下りながら、携帯電話が、どこまで「圏外」なのかを、
みんなで調べました。


ず〜っと圏外が続いていたのですが、
人家が見えたとたんに、アンテナが反応しました。


「静かだ」


と、感じたのは、眼に見えない電波のせいだったのかも？



帰路、「ジェラーテリア・アルティジャーノ」に寄りました。



おいしかった。





満足そうな、女将（ちょっと、ねむいかな。三女撮影）。



良い一日でした。