女将、がんばっている。
今回の入院(いったい、もう、何回目なんだろう)では、
頭痛、高熱、身体の硬直など、
今までの彼女にはない身体の変化があり、
ぼくら家族は、かなり心配した。
つまりそれは、
ファイナルステージに立つ彼女にとっての、
いよいよ、最後の最後か、ということだった。
緊急入院し、
精密検査を受け、
主治医の診断を仰いだところ、
やはり今回は病状は進行しているから、
このままだとかなり難しい状況も現れるかもしれない、
ということだった。
でも、でも、だ。
今回も、杏林大学病院の皆さんの手厚い看護のおかげで、
頭痛はすっかりとれ、
身体の動きも良くなり、
熱も平熱になった。
点滴もずっと続けていたが、
今はそれもなし。
ぶらーゔぉ、てなもんですな。
今回の入院時は天候が大荒れだったり(台風が接近しましたね)、
いつも家族数人で病院に行ったり来たりし、
いろいろなものを病院に運んだり(大量のおむつとか)、
洗濯物を自宅に持ち帰ったりとか、
そのために家との往復には自動車を使っていたが、
最近は女将の体調がおちついているので、
自転車だ。
やはり、自転車は、いい。
どう考えたって、
A地点からB地点に、
坐ったままで行けてしまうのは、
おかしい(いや、べつにおかしくはないんだが)。
遠くまで行きたければ、汗はかくもんですな。
筋肉を使えば、疲れる、
こーゆー、自然の法則にのっとって生きるのが、
なんつたって、だいじなわけでして。
おかげで、自転車に再び乗り出してから、
あっという間に、
お腹の周りに巻き付いていたチューブが細くなったのだ。
やっぱなぁ、メタボのためにも、自転車、だ。
三度笠?
いなせな、小学生、
まだまだ日本も捨てたもんじゃない。
浜田山の、伊勢屋さん。
水大福とか、
のり巻きを買って、病院へ行きました。
ああ、おいしい、
ぱくぱく、もぐもぐ、
てなもんや三度笠、
ごちそうさまでした。
そうこうしていると、
次女が到着。
ねぇ、ねぇ、母ちゃん、これ見て! (え〜、と乗らない女将)
おもしろいんだよ、これ。 (そ〜かな〜、と懐疑的な女将)
ほら。
ぶわっ、はっ、はっ!!(写真、ブレててありません、すみません)
とかいって、元気の元注入。
三女も駆けつける、
モルタデッラと、グリッシーニ。
パキパキ、サクサク、
もぐもぐ、
ああ、おいしい、
ごちそうさま。
「アア、カメラハヤメテクダサイ」
せまい病室に大家族で押しかけ飲み食いする、の、図。
おかげさまで、
なんとか女将、
中庭まで、車椅子で散歩に出られるようになりました。
これからどこまで、どうなるか、
こればっかりは、だれにもわからないけど、
精いっぱい、今の生活を大事に生きようと思っています。
たくさんの方々から応援をいただいております。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。
ありがとうございます。
2011-07-26 10:41
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