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ぼくにとっての、計測して見えてきた? ことなど。 [放射線量計測値]

3.11以後、


ぼくたちは、好むと好まないに関わらず(好む人間はそういないと思うが)、


身近に放射能というものを意識しながら生きることになった。



ぼくの父が


「石橋を叩いても渡らない」


くらい慎重派だったせいもあるのだろう、


いくら


「安全です」


「安心してください」


といわれても、ただちには信用しない、ぼくだ。



そして実際、あと出しじゃんけんのことが多い。



自分のこと家族のことは、自分たちで守るしかない、

そう感じて、毎日計測を続けている。



3.11まではまったくの素人だったぼくだし、

今でも専門知識などないぼくだが、

それでも最近、ちょっとだけ


「傾向」


というのが見えてきている気もする。



そんなこんな、思いついたことを書いてみたい。




最近思うことは、高いか低いかは置いておいて、

数値が比較的安定しているような気がしている。


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10月1日 0.11 0.052

室内0.10 0.056.jpg
10月3日 0.10 0.056

室内0.10 0.050.jpg
10月4日 0.10 0.050

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10月5日 0.11 0.053

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10月6日 0.09 0.050

室内0.10 0.050.jpg
10月7日 0.10 0.050

10月8日0.11 0.053.jpg
10月8日 0.11 0.053

10月9日0.11 0.50.jpg
10月9日 0.11 0.050


0.09~0.11、0.050~0.056の間で落ちついているように見える。

実際には、このような「低線領域」ではガイガーの数値は高めだという。

よって、シンチの数値すなわち0.050~0.056で安定的、

と記憶しておいてください。



次に、玄関前地表1m。


玄関前地表1m 0.11 0.085 .jpg
10月1日 0.11 0.085

玄関前地表1m 0.10 0.073 .jpg
10月3日 0.10 0.073

玄関前地表1m 0.09 0.081.jpg
10月4日 0.09 0.081

玄関前地表1m 0.11 0.084 .jpg
10月5日 0.11 0.084

玄関前地表1m 0.10 0.076 .jpg
10月6日 0.10 0.076

玄関前地表1m0.11 0.078 .jpg
10月7日 0.11 0.078

10月8日 0.12 0.077.jpg
10月8日 0.12 0.077

10月9日厳寒0.11 0.077.jpg
10月9日 0.11 0.077


0.09~0.12、0.073~0.085という数値で推移している。


さらに、屋上の我が家の「モニタリングポスト」(勝手にそう言っているだけです)は、


二階建て屋上0.08 0.045 .jpg
10月3日 0.08 0.045

二階建て屋上0.10 0.050 .jpg
10月4日 0.10 0.050

二階建て屋上0.09 0.044 .jpg
10月6日 0.09 0.044

07二階建て屋上 0.09 0.050 .jpg
10月7日 0.09 0.050

10月9日屋上0.11 0.049.jpg
10月8日 0.11 0.049

10月9日屋上0.10 0.042.jpg
10月9日 0.10 0.042

0.08~0.11、0.042〜0.050と、低い数値で安定的だと思う。




では。


ここからなにが推測できるかというと、


自宅室内:雑巾がけ+空気清浄機によって低数値が達成されている。


玄関前:やや高いのは、たぶん、

    セシウムが地表にこびりついているため、

    高圧洗浄機でも取りきれていない分、高めに出ると想像している。


屋上:充分に高圧洗浄機で清掃した結果、

   屋上地面から放射線を拾うことがなくなったため、

   安定的に低い空間線量を拾うことができるのではないか。



つまり、現在は、

大気中の放射性物質の飛散は思ったより少なく、

地表1mで計測して「高め」に測定された場合は、

じつは地表からのセシウムを拾っているのではないかと推測している。



実際、昨日も晴海埠頭を計測して回ったが、

空間線量を測っていて「高めの数値」が出た場合、

周辺の地面を計測すると、やはり高かったりする傾向があるように思う。


それは永福町駅の北口広場がそうだったし、

人形町の水天宮交差点でもそうだった。

また、Hさんと千葉まで計測ツアーに出た時も、

空間線量が高いとき、自転車を止めて付近の地表を測ると高い傾向があった。



つまり、

もう一度繰り返しになるが、

現在の東京周辺は、

空間線量が高いのは地表の線量が高いことが影響している可能性がある。


そして、

ぼくの拙い計測技術だからあまり信用しないほうが良いと思うが、

現在の東京は、それほどたくさんの放射性物質は飛散していないのかもしれない。

それは、ぼくの家の屋上の数値が低め安定というのが一つの理由だし、

永福町駅屋上庭園の「ふくにわ」の数値が常に低いことでも、

それが推測される。




ただ、だからといってただちに安心はしないほうが良い、

とも、ぼくは思っている。



それは、福島原発がまったく終息していないからだ。

いつまた最大余震がくるかは、だれにもわからない。


そして、もし徐々にではあっても終息していったとしても、

すでに放出されてしまった放射能汚染は長期にわたるからだ。



そのうちきっと、下水処理施設からの汚泥の処理に問題が出てくるだろう。

汚泥を焼却すれば放射性物質が大気中に飛散するかもしれないし、

焼却灰は高濃度になっているだろうから、

その処理にも苦労することになるだろう。



また、現在はまだ一応食料は需要と供給はバランスしているかもしれないが、

新米の汚染度いかんでは、

これからどうなってゆくのか、ぼくには想像ができない。



だから、ぼくはまだ気を引き締めて日々を生きている。



黒森庵を再開するかどうかも、

石橋をたたいても渡らない父を見習い、

今しばらく様子を見させていただきます。




最後になりますが、


以下の動画をごらんください。



クリストファー・バスビー教授
「日本政府は福島の子どもたちよりも、国債原子力産業のほうがだいじなのです。恥ずべきことです。」


ニュースにだまされるな】児玉龍彦氏


ドイツZDFテレビ】「福島原発労働者の実態」



原発事故は、現在進行形です。



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