1ヶ月と10日間、玄米・蕎麦米菜食、変化は?
感じるところがあり4月18日に、
ぼくは玄米(蕎麦米)菜食、肉断ち、酒断ち、砂糖断ちを開始した。
巷では、
「玄米って、ぼそぼそしておいしくないんでしょ?」
とか、
「肉を食べないと、力が出ないんじゃないの?」
とか、
「酒は『百薬の長』だから、やめることないんじゃないの?」
とか、いろいろな意見があろうかと思う。
ちっ、ちっ、ち。
おいしい玄米を食べてしまうと、元に戻れなくなるかもしれないよ。
圧力鍋を使ったら、だれでも簡単においしい玄米が炊けちゃうよ。
肉を食べなくても、元気がなくなるということも、ぜんぜんないよ。
ぼくは28年ほど前に、一度厳格に玄米菜食をやった時期がある(3〜4年間かな)。
その後も、厳格ではなかったけどしばらく続け、
今でも素材の吟味は常にしていて、できる限り有機・無農薬の食材を選んでいる。
当時は八ヶ岳で自然農法を実践していた時期で、
一日中汗まみれで畑で農作業をしていたが、
元気がなくなるようなことはただの一度もなかった。
今回の玄米(蕎麦米)菜食のきっかけは、いくつかあるが、
その一番の理由は、食材の放射能汚染にたいして有効じゃないかと思ったからだった。
玄米にしても蕎麦米にしても、一粒の米の周りには「甘皮」が付いているから、
それをよく噛んで食べることによって植物性繊維をたくさん取り込むことができる。
もちろん、副菜も野菜だから、お腹の中は植物性繊維だらけになる。
そうなると?
便通が良くなる。
便通が良くなるということは、それだけ「渋滞」しないから、
万が一放射性物質を取り込んだとしても、
すみやかに体外へ排出され被曝は最短で済むのではと思った。
次に。
そろそろ赤いちゃんちゃんこのぼくは、妻がこの世を卒業した今、
まだ5人の子どもたちの父親であり続けなければならない。
それなら、今まで以上に健康に気を使ってもバチは当たるめぇ。
さらに。
玄米の栄養価がある。
胚芽、甘皮部分の栄養を捨ててしまうのはもったいない。
玄米と白米の成分比較は、こちら(五訂日本食品標準成分表より)。
栄養学的にも、玄米は白米よりも優れているのだ。
さらに蕎麦米。
黒森庵は、そば屋だ。
石臼碾き自家製粉の手打そば屋だ。
て〜ことは、自分で納得のゆく蕎麦米があるということだ。
これを試さない手はあるとでもいうのだろうか。
蕎麦が栄養的に優れているとは、よくいわれている。
曰く、
1)タンパク質がたっぷり(白米の30%以上多い)、質的にも良質。
2)体内では作ることの出来ないアミノ酸、特に必須アミノ酸が多く含まれていることが特長。
3)ビタミンB群の宝庫で、ビタミンB1、B2は精白米の4倍。
4)ミネラル豊富。
5)食物繊維は、白米の8.5倍。
6)ルティンの宝庫。
玄米も、蕎麦米も、良いこと尽くめではないか。
ぼくと妻が玄米菜食を始めた当時は、まだあまり「自然食」という言葉すら知られていなく、
周囲からは「珍しい人々」という目で見られ、
スーパーなどに「有機・無農薬野菜」などあろうはずはなく、
購入したければ都内といえども数少ない「自然食品店」に買いに行くのが常だったのが、
今は、自然食も、有機・無農薬も、玄米食も、菜食も、禁酒も、禁糖も
ずいぶんとポピュラーなものになった。
なんつたって、「ロハス」なんて言葉がマスメディアをにぎわすし、
ヴィーガンという言葉さえ、最近では身近に聞く。
だからこうしてぼくがヴェジタリアンをやっても、ずいぶんと違和感もなくなったし、
ありがたいことに、家族全員が玄米・蕎麦米菜食をスタートした。
これは強い追い風だった。
さて、ここ1ヶ月と10日間、こうした食事をやってきて、変化は?
ありました。
恥ずかしながら、自分の身体情報を記してみる。
(4月24日、オムロン製デジタル体重体組成計 HBF-370で計測開始した数値は左側)
1)体重:63.8kg→59.0kg
2)体脂肪率:21.8→16.1
3)内脂レベル:7→5
4)BMI:21.4→19.8
5)基礎代謝:1501→1445
6)身体年齢:46才→39才
ま、素直に喜ぼう。
だって、ぼくはもうじき60才だからね。
しかも、数値だけじゃなくて、じっさいに体調が良い。
これから糖尿病、心臓疾患、脳梗塞、そしてもちろん癌などの心配が増えてゆくわけだから、
子どもたちと楽しく生きてゆくためにも、
ここはひとつ、しばらく続けて、なにがどうなって行くのか試してみようと思う。
そしてもうひとつ、うれしいことがある。
それはなぜか、自転車で毎日多摩サイを60km走っていて疲れにくいことだ。
これについては、あまりにも一時期にいろいろなことをやりすぎているので、
どれが特に有効なのかがわからないのが問題だが、
少なくとも、こうした食事をやる前と後では、なぜか疲労度がちがう。
だから、その意味でももっと追求してみようと思う。
なにせ、食費がかからない。
玄米でも蕎麦米でも炊いて、常備菜(佃煮など)を作って、一汁一菜でいいのだから。
それじゃ、つまんないでしょ?
という人たちには、
三女が焼いたこんなものを、
こーやって食べるときだってあるし、
ノルウェー産トラウトサーモンのサラダを食べたりもするよ。
ぎっちぎちにしちゃうと、ね、
なんのためにやってるのかわかんなくなっちゃうから、
「こんくらい」に、ね。
さーて、
明日の朝ごはん、なに食べようかな。
ああ、たのしみだ!
2012-05-24 23:05
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