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いま、ここ。 [こころのなかの、こんくらい]


このところ、ずっと

超リアルな夢ばっかり見ている一方で、

起きてる時はしばしば瞑想をしています。



ある日、目覚めたら

ぼくがやっている瞑想について

なにか言葉がまとまったので、

備忘録として書き留めておこう。



瞑想は、ん十年前から何度かトライして

「こういうものかな」

くらいの感覚はあったけど、

今年は1月1日から始めてハマり、

週一でやっていたのが

今ではほぼ毎日するようになりました。



だれにも教わったことはないし、

教わるということは大の苦手だし、

みんなでやるというのも苦手だし、

だから、まったくの自己流です。



「瞑想」というと「宗教っぽい」とか、

するにしても、

「何も考えないこと」

とか

「無になること」

とか、

そんなことを聞くと難しそうだな、

とぼくも最初は思ったけど、

ぼくは特定の宗教は関係してないし、

瞑想中は平気でいろいろ考えています(^ ^)/



たとえば、

この世を卒業して

あっちの世界に行った人たちのこと、

肉親・友だち・ご縁のある人々のこと、

この世が平和でありますようにとか、

好きなこととか

美しいこととか

おいしいこととか、

いろいろいろいろ考えます。



でも、そうしてると

いつの間にか

なんにも考えないで

ぼやっとする時が

勝手に訪れてくる。



そういう流れがきたら

ひょいと身を任せるのが

ぼくの瞑想という行為なので、

本来からいうと

瞑想じゃないのかもしれないけど。



日の出・夕暮れを観ることも、

夜空に浮かぶ月・星々を観ることも、

ぼくにとっては似た感じです。


海で打ち寄せる波を見ていたり、

波の音を聞いてる時も、そうかな。


ぼーっとしてるうちに

すべてがぶっとんで、

ただただ自分がいる、という感じ。



「瞑想」という言葉じゃなくてもいいのかも。


自分の内側を見る・知るというか。

自分がいったい何者なのかを

確認するというか。


自分と外の世界の境目を
(あるのかないのかも含めて)

感じてみるというか。



なにも考えないでぼーっとしていると、

頭の内側から

「目という穴」を通して

外界を覗いてるような感覚になって、

やがて、皮膚感覚が消えてゆく。



そうするといつのまにか

「自分」という垣根がなくなって、

呼吸している空気とか

太陽の日差しの暖かさとか

カラスの鳴き声とか

街の音とか、

そういうものたちと

いつしかごっちゃになってゆき、

やがて宇宙の中に

ポカンと浮いたような感覚になります。



きっとその状態は

身体という衣服を脱いだ

裸の自分になっているんじゃないか。


洋服を着ていることとか

靴を履いてることとか、

そういうことを

まったく感じなくなってるから。



境界がない。

リミッターがない。

どこまでもが自分。

すべてがひとつ。



そういう状態になるのが気持ちいい、

これこそがぼくだったんだ、

そんな感覚になるのがうれしくて

毎日やるようになりました。



上にも書いたけど、

そういう状況になる前は

いろいろいろいろ

あれこれあれこれ

考えています。



この世を卒業した人たちのことを祈る時は、

ずいぶんと会っていない

友だちのことも考えます、

どうしてるかな、って。



ある日、はっ、と気付きました。


この世を卒業した人たちと、

会っていない人たちというのは、

ぼくにとっては

「会わない間」

は、いっしょなんだって。



海外だったり、

疎遠になったり、

理由はいろいろでも、

会わないというところは、いっしょ。



「生きているであろう」友だちは、

会おうと思えば「いつでも会える」、

そう思っているところがちがうだけ。



電話番号はあるし、

住所も知ってたりするし、

会おうと思えば会えるけど、

会わないでいる間は

「きっと元気にしてるだろうな」

という想像の世界。



でも何年も会っていなかったり

消息が分からない友だちは、

もしかしたらすでに

この世を卒業しているかもしれない。
(実際、そういうことが数回あった)



そんなことを考えていたら

死ぬも生きるも、

ぼくにとってはあんまり意味がないと

思えてきます。



いま、ここ。



いまを生きていて、

いま会えるご縁のある人々と

いまを大事に生きること。



超リアルな夢ばっかり見ていて、

最近はどっちがどっちの世界だか

わからないような時もあるけど、

たぶん

「いまを生きていると思ってるぼく」

には

それが、生きるということです。



いまという時間は、

やっぱり

自分が作り上げているんだなぁ、

そんなかんじがします。



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